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January.2004 part.1

 

 


2004初滑りのAzuを見守る僕ら。

1月5日 スキ−滑り初め!(ひるがの高原スキー場)

九州の実家でのんびりまったりとしたお正月を楽しんだ我が家。映画と熊本への宮本武蔵の足跡を辿る旅以外は、文字通り寝正月&喰い正月で肉体も精神もユルユル(涙)。このままお正月ボケのまま通常モードに入るとかなり辛そうなので、緩んだ心と身体に渇を入れる目的でスキーに行こう!ってことに。


冬仕様“雪山エキスプレス”になったDisco

1/4夜に帰宅して1/5にスキーに行く家族も珍しいだろうけど、今シーズン初めてのスキーとあらば、ちゃんと4:00a.m.にだって起きられるものである(苦笑)。
前夜ワックスを掛けたスキーとポール、ブーツをにしび〜から譲ってもらったジェットバッグに積み込むと、これからスキーに行くとは思えないほどDiscoのカーゴルームは空きまくり。冬になるとジェットバッグorルーフボックスを積んでるクルマが多いけど、ナルホド!っとその積載能力の高さに深く感心してしまう僕であった。

4:40、『なんじゃい、また出かけるんかいな?』ってな呆れ顔のChichoに見送られて家を出て、僕らの技術でも太刀打ちできる「ひるがの高原スキー場」へクルマを飛ばす。

お正月休みも概ね終わり、今日から仕事始めってところが多いだけに高速道路はガラガラに空いている。片側一車線の東海北陸道でさえもクルージングコントロールを●●●km/hにセットしたままノーブレーキで高鷲ICまで行けてしまうほど。エアコンの車外温度計はマイナス3度を表示してるけど、高鷲ICからのR156は完全にドライで不安のないドライブ。
6:30、ひるがの高原スキー場に到着。平日だとかくもスムーズなのか、と驚きの平均時速90km/h!

当然ながらスキー場の駐車場もクルマは20台ほど。車内で朝食と着替えを済ませ、リフトパス売場で“ファミリーパックF”(4人で\9500)を買って、8:00のリフト運転開始と同時にゲレンデへ。


8:00行動開始!

朝のゲレンデは雰囲気があって素敵だ

『ねぇ、Papaぁ〜、スキーってどうやって履くんだっけ?』
子供たちばかりかMamaまでがバインディングの使い方を忘れてる事態に一抹の不安を感じつつ、取りあえずクワッド(4人乗り)リフトで標高1049mのスキー場最高点へ向かう。
家族のスキー道具は概ね変化はないけど、僕が去年までの15年モノのウェアに別れを告げて、今年からmont-bellのアルパインウェアに変わったのと、Gregoryディパックから、より軽量でフィット性に優れたヒップバッグ(Mountainsmith/tour。僕のグリーンはショップで、ともちゃんのブラックはオークションで手に入れた)になったのが今年の変更点。アウトレットで60%OFFで買ったオレンジ/レッドのDENALIジャケットに合わせて迷わず買ったレッドのパンツだけど、実際に着てみると超ド派手で“38歳妻子アリマス”には気恥ずかしい(涙)。


朝のうちは貸切り状態(手前からMaakun、Mama、Azu)

子供たちは絶句しつつも『...あっ、いや、スキー場でパパがすぐに判っていいじゃん。』などと気遣いつつ慰めてくれるけど、ヤッパリ似合ってないよなぁ...。


クワッド(4人乗り)リフトで
セルフ、じゃなくセルヴスポートレイト

パンツは黒がよかったかも(涙)
でも『ひとめでパパって判る』と子供達には好評

10ケ月ぶりということで、コケてリフトを止めないように慎重に(笑)クワッドリフトを降りると、そこは、ゲレンデ整備の跡がくっきりと残る(今日の)ヴァージンコース!どうやら我が家が一番乗りのようだ。左側の雑木林から太陽がまだ顔を覗かせる前に、僕らは美しく圧雪されたゲレンデを滑り始める。
去年の1/15、僕らは15年ぶり&子供達は初めてのスキーでここを訪れた時には、AzuはおろかMaakunでさえも転けまくって悔し泣きしてたコースを、今日の僕らは鼻唄混じりで滑ってゆく。


林間コースでMamaを追うAzu

ラジコンのスキーロボットのような(笑)ガチガチスタイルながら堅実な滑りのMama、相変わらず猛スピードで雪をまき散らしながら滑る“ロケットボーイ”Maakun、スキーをハの字に開いてターンの度に大きくステップさせてメトロノームのように正確なリズムを刻み長い髪をたなびかせながらのAzu...
ん?Azuってこんなに上手かったっけ?あ、いや、おかしいぞ!Azuにしてはスピードが速すぎないか?確か彼女は“ハの字”ズルズル直滑降オンリーだったはずでは???...
不思議なことにシーズンオフに間違いなく進化しているのである。ワインやウィスキーじゃないんだから寝かせてる間に熟成するはずはないんだけど...
『子供は頭の中に去年のいいイメージが残っていて、それでもって体が大きくなって体力がつくもんだから、1年ぶりのはずなのにうまくなってたりします。』とはスキースクールの引率もされた経験のあるひだださんのご意見。

確かに去年ジャストフィットだった自慢のピンクのウェアの丈が足らなくなってソックスが見えてま〜す状態で、ひとまわり大きくなったのは確かだけど...良く見れば、Maakunのスタンスも狭くなって、ほぼ平行に揃ってるし!う〜んコドモってのは不思議だ。


Azuもスピードが出せるようになってきた

ほとんど足が揃いつつあるMaakun

間もなくひるがののゲレンデにも朝の陽光が差し始め、僕らの影が真っ白な雪面に長く伸びる。『うぁ〜、超足長オジサンっ!』普段、鏡に映る胴長短足の典型的な“ジョーモン”ジャパニーズスタイルとは似ても似つかぬスマートな自分の影に歓声を上げる僕ら(笑)。

駐車場のクルマの台数が物語る通り、今日のひるがの高原スキー場はほとんど人影はない。特に10:00頃までのゲレンデ上部は、全くもって貸切り状態。『いいねぇ〜!まるで家族風呂みたいだ!』Maakunが変な例えで叫ぶ通り、ゲレンデの向こうに広がる蛭ケ野高原と中腹まで朝日を浴びて輝く大日岳の壮大な景色を楽しみながら僕らのレベルにぴったりなビギナーフレンドリーな広いゲレンデを独り占めする快感は格別のものがある。


大日ケ岳を遠望する

1500mの林間コースを何度か滑った後は、少しだけ急傾斜なスカイスロープとヤングスロープを交互に滑る。『サイコ〜!』『なぁなぁ、スキーってメッチャ面白いなぁ!』『スキ−、大好きぃ〜!』

2シーズン目にして、初めて恐怖感から解放された子供達は満面の笑みを浮かべて、かなりのスピードで自由自在にシュプ−ルを描いてゆく。これまで、どうしても足元ばかりに視線を落としてたAzuも今日はやっと周囲の景色を堪能することができたようで、『雪がねぇ、キラキラってねぇ、光って宝石みたいでねぇ...』と興奮しながら実況中継(笑)
“まるで何かに追い掛けられた”ように(by Mama)、休憩なしで連続して十数本ほど滑ったところでお腹が減ってランチタイム...といっても10:00(笑)。
レストランでランチを食べてる間も、何度もゴーグルを着けたり帽子をかぶったりして全く落ち着きのない子供達。レストランから一望できるゲレンデを眺めているうちに、居ても立ってもいられなくなってるココロの内がありありなのである(笑)。


笑顔で“ヤングスロ−プ”を滑るAzu

スキーの時だけは仲良しの兄妹

今日もピーカン!!

そんなワケでランチタイムは30分でさっさと切り上げ、ランチ後も“鬼のように”ガンガン滑る。2時間ほどして、さすがに疲れを感じてPapaとMamaが休憩してる間も、子供達は休む間もなく勝手にリフトに乗って兄妹仲良くランデブー。結局、ふたりは足首が痛いだの太腿が張ってるだの言い出したPapa、足裏が腓返りを起こして派手に転倒したMamaが無理矢理STOPをかけた14:30までの6時間、ランチタイムを除くと休憩ナシ連続滑走の金字塔を打ち立てたのだった(笑)。


コイツのサーモスタットは故障中

着替えを済ませた後もゲレンデに行って名残り惜しそうに雪を眺めてるMaakun(しかも半袖!)を無理矢理連れ戻して、14:40スキー場を出発する。
朝と同じく空いている高速道路を乗り継いで、16:30まだ太陽が沈む前に帰宅。
『イヤァ〜楽しかった!今日は思い切って来てヨカッタね!』『うん、お天気最高!スキー場ガラガラに空いてて最高!』『で、来週は何処に行く?』
コ、コイツらマジかよっ!...とか言いつつ、ゲレンデガイド2004を開いて次なる計画を練り始める僕であった。
『じゃ、今度は●●にしようか?』
『賛成〜〜〜!』
なんだか5週連続スキーだった去年と同じになる悪い予感が...

 


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