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FLAME LAYOUT

 

 

 

 

September.2003 part3

 

 

 


和具の浜ビーチ

 

9月28日 海山三昧!(銚子川モクズ蟹漁&和具の浜シュノーケリング)
「すさみへズガニ(モクズガニ)捕りに行くけど、akiちゃん行かない?」NESSYさんからのお誘い。
「イクイク!」と答えたいところだけど、土曜はお仕事(涙)そこへ、ミヤマーSさんから銚子川でカニ豊漁のニュースがもたらされる。そういうオイシイ情報は見過ごすことが出来ない“ズガニ・マニア”のNESSYさん。「じゃ、今週末は海山に予定変更!」(笑)
好天の土曜日、ヒトが仕事してるというのに海山から届く楽しそうなNESSYさんのケイタイメール。
『設営完了!ズガニポイントも確認しました〜!今夜仕掛けます。』う〜、行きたい!


カニカゴを引き上げる

いるいる!10匹以上だ!

で、でかいっ!

行きたい時に我慢すると身体に毒なので、翌日6時起床〜7時出発で海山に向かう我が家。5:23発信『何時に着けそう?まあくんたちがやりたいならカゴ上げるの待ってようか?』ってなNESSYメールに『ナンボなんでもイイとこ取りは悪いから、先に上げておいて!』ってな返信を済ませ、僕らは一路R42を南下する。
8:40キャンプinn海山到着。ゲート前ではNESSYさんがお待ちかね。なんと、僕らのために仕掛けのカゴを上げずに待っていてくれたという!(感謝感激!)今日は宿泊ではないので、ゲート手前のパーキングにクルマを停め、みんなで秘密の“カニポイント”へ。河原の石に固定された2本のロープが濃い翡翠色の水面に伸びている。
「さぁ、Maakun、上げてみ!」なんと、蟹漁のハイライトを子供たちにさせて下さるNESSYさん。


命名「ボス」♂

まずは一つ目。おそるおそるロープを手繰り寄せるMaakun&Azu。「おおっ!入ってる入ってる!」

ちなみに祖父に教わったモクズ蟹の性別の見分け方は...

はフンドシ
はズロース(笑)

角型の蟹カゴの中にはサンマのぶつ切りの餌に誘われて、数匹のモクズ蟹と大型のテナガエビ。
さらに丸型の二つ目「こっちも大漁!!」ふたつの仕掛けを合わせて12匹のモクズ蟹と14匹のテナガエビ...かなりの大漁である。
海山のスタッフBOWさんたちに挨拶を済ませ、NESSYさんのサイトで蟹カゴから水槽にカニ&エビを移す。
「僕、今から撤収するから、先に和具の浜行ってて。」

そんなNESSYさんの言葉に甘えて、カニ&エビの水槽を抱えて、僕らはキャンプinn海山を後にする。
「おニイさん、ちょっと遊んでかない?」キャンプ場からの山道、針葉樹林の間から覗く銚子川の美しい川面に後ろ髪を引かれたけど(笑)
海山の名店「SHUFUNOMISE」でお肉や野菜など昼食の材料を調達して、僕らは和具の浜へ。


美しい川に後ろ髪を引かれながら...

 

 



今日も美しい和具の海中

トンネルを抜けると、そこは夏だった...真っ青な空と海、フェニックスの木々...9月の終わりだとは思えない夏らしい雰囲気に満ちた和具の浜に到着。キャンプinn海山で既に閉鎖されていると聞いていた南欧風管理棟には管理人のおばちゃんの姿。やった〜、更衣室&シャワーが使える!


トンネルを抜けると...

Discoをビーチへの階段のそばに停めて荷物を下ろし、ビーチのど真ん中にL.L.Beanタープを設営。
僕らの他に小さな子供連れの家族がいるだけのほぼ貸切り...まさにプライベートビーチ状態なので、申し訳ないけど僕は芝生の上で明るい陽光を全身に浴びながら、気持ち良〜くスッポンポン着替えを敢行させていただきました(河原ではよくやるけど...笑)

まずはカニさん&エビさんの水槽を日陰に移し、着替えを済ませたところへNESSYさん、そして朝になってから「来る?」「行く!」な(笑)アキヒロ家も到着。続いて...“ミヤマーSさん”登場!へっ?

某所で僕らが海山に来てるとの情報をゲットしたSさん。出勤前にわざわざ顔を見せに来てくださったのだ!
(ミヤマンクチコミネットワーク恐るべし!)

春以来お久しぶりにお会いするSさんは相変わらずフットワーク軽く、以前は砂利浜でウツボが沢山捕れたという和具の浜の昔の様子など楽しい話をしてくれる。その上、ヤスの使い方や“ノンビリ屋な”魚がいそうなポイントなどをレクチャー、また風のように去って行ったのだった。
(おおげさではなく、彼抜きに僕らの夢のようなミヤマン体験は成り立たない。感謝!)着替えが済んで準備ができた者からヤスを携えて海へ!

今日の和具の浜は晴天無風だが、かなり波が高いので波打ち際の透明度が先週よりかなり落ちる。それでも色とりどりの魚が群れ泳ぐ豊かな海中の光景は健在だ。ただ、今日は満潮が13:00ということで前回に比べ潮位が高く、沖に設けられた人工岩礁でさえ足が届かない箇所も。


そこは、和具の浜

それでも自称カナヅチのMamaはどんどん沖へ。
「殺気を消すのよね。」ミヤマーSさんに教えてもらった漁の心得をつぶやきながら...


ママ!君、PFDなしで泳いでるんですけど...
(ヤスの使用はこうして海水浴場の外で)

だ、大丈夫か?
...そんな心配は無用。彼女はヤスや竿を持つとウルトラマンのようにカッパウーマンに変身するのだから(笑)。
どうも殺気を隠し切れない僕はヤスをデジカメに換えて、魚達と泳ぐ。
アキヒロ夫妻とMamaは沖に出て魚捕りに夢中。
子供達は、マスクとシュノーケルを身に着けて海上遊泳を楽しみ、身体が冷えると砂浜で砂遊びに興じる。
そしてNESSYさんは...本日5本目のビールをプシュッ!(笑)

お昼までの一時間の間にMamaは波にもまれながらもワタリ蟹2匹をゲット。そしてその後、海女のような潜水の動作を繰り返すしていたアキヒロ夫妻とMamaの本日の獲物はサザエ!(人工岩礁までの海水浴場内に限り、常識の範囲での採取は問題ないと聞いていた)大人は2個、子供は1個づつで計14個を採り終えたところでランチタイム。


ビーチサイドレストラン

鍋にモクズ蟹を入れて...

NESSYさんのPRIMUSに大鍋を架けて、モクズガニ12匹とMamaが突いたワタリガニ2匹を生きたまま放り込む。ハイパワーのPRIMUSと言えども、かなり大量になるので沸騰するまでは時間がかかる。
カニ味噌汁が出来る間、ユニセラに熾した炭火で川の幸&海の幸を炭焼きして待つことに。
まずは生きたテナガエビ(12尾...2尾は川からの移動中にカニさんに喰われました...涙)を載せて塩焼き。くすんだブルーグリーンのテナガエビたちも火が通るにつれて、朱色に変化し美味しそう。


テナガエビ塩焼き

サザエ醤油焼き

テナガエビを頭からプチュッシャリッシャリッと丸ごと戴くと、次は醤油を垂らしたサザエの出番。感じの良い熾き火に炙られて、サザエちゃんは堪らず蒸気を吹き上げる。辺りに漂う醤油の焼けた香ばしい香り...左手に革手袋、右手に竹串。蓋をキュッと押して竹串でクルリンッ!と手首を返せば、苦味の少ないアッチッチなサザエちゃんがプリリンッ!う〜ん、コレってもしかして最高の贅沢?


蟹味噌汁!

「おおっ!エエ色になってきたでぇ〜。」
鍋の蓋を取ると、先ほどまで動いていたカニさんたちも観念して真っ赤に茹で上がっている。
「昨日の晩からサンマとテナガエビ喰ったカニやから、贅沢やでぇ〜。」
味噌を加えながらニコニコ顔のNESSYさん。大人達は鍋を覗き込んで生唾をゴックン!(笑)

サザエがあっという間になくなったユニセラには、早くも塩タンやカルビが載せられ、これまた魅力的な匂いが漂う。
「よっしゃ!完成〜!」シェラカップに取り分けると、カップの縁から大きくはみだすモクズガニが大迫力。えも言われぬ濃厚でまあるい味が、長時間泳いで冷えきった僕らの身体に染み渡るっ!殻を開けるとたっぷりのカニみそ、そしてビッグサイズならではのたっぷりのカニ身...ポキッ!カリカリ、チュチュー...無言でカニと格闘しながら、僕らは幸福感に包まれるのだった。

 

結局2時間半以上にもわたるランチタイムを過ごした後、僕らは思い思いに2003年最後の海を楽しむ。
NESSYさんが買ったばかりのスキューバプロアジア社の先割れフィン(今はなき“オールドタウン事業部”のSさ〜ん!お元気ですかぁ?)を試して、その驚異のスピードのせいでブイに頭をぶつける僕(笑)、可愛いイカちゃんと並んで泳ぎ、念願のイルカ(=ドルフィン)スイムならぬ“イカスイム”に大感激のMama、波打ち際で砂の王国を夢中で建設して楽しむMaakun&Koukun、万里の長城風の壁を築き、その頂点に素敵な貝殻を並べてお風呂作りに励むAzu&Moeちゃん、ブルースリー...じゃなかった力道山スタイルでビールをウマそうに飲むNESSYさん...誰もが二度と経験することがない2003年の夏は終わってゆく。


Maa&Kouの造った「砂の王国」

王国のシンボル

太陽が西に傾き、海底の魚たちがフェードアウトするかのように見えづらくなると、代わって水面には数cmの透明なクラゲが泳ぎ始める。海中に斜めに射す西日を浴びて、透明なクラゲのカラダの中心にある粒のような部分が青いスワロフスキービーズのようにキラキラ輝く。その美しさにしばし見とれてしまうけど、小さくて美しくてもクラゲはクラゲ。近づくと目に見えないほど極細の触手を伸ばし(...てるらしい)、その先から外敵(...つまり僕のこと)に毒を吹く。チクリ!というかチクチク、シクシクとした痛みを上唇に感じ、僕はこの小さなクラゲに刺されたことを知る。『参った参った、クラゲにキスされちゃったよ!』僕が深みを渡って笑いながら浜辺に上がると、ちょうどアキヒロさんも海から上がってくる。『僕も刺された...上唇!』どうやらPapa2人ともクラゲに唇を奪われたみたいだ(笑)。


Azu&Moeのお風呂

便利ね〜これDiscoに後付けできないの?ムリムリ!

「お〜い、そろそろ上がろうか!」なかなか浜辺から動こうとしない子供達をいつものホイッスルで呼び寄せ、僕らはシャワーを浴びるため管理棟へ。前回はあまり話せなかった管理人のおばちゃんだけど、今日はおばちゃんの方から話し掛けられる。『ホント、エエ時にきたなぁ〜。ここも今日で閉鎖するんよ。そやから、お父ちゃんらが今年最後のお客さんなんよぉ。』トンネルも含んでこのビーチの建設に24億円掛かったことや、今年の入場者が先日1万人を突破したこと、そして『先々週まで毎日浜の掃除が入っとったんよぉ。んでも今日は掃除してへんから、汚くてゴメンな。』(ゴミって言っても流木が数本なのですが...。)とのこと。そして僕らがシャワーを浴びている間に着替えを済ませたおばちゃんが最後に...『また来年も来たってよぉ。』来ますとも!『来年の海はココ2回、国府浜1回のペースだな。』山の影が伸び浜の半分ほどまでが日陰になったビーチの眺めながら、僕らは早くも来年の海遊びの予定を練るのであった。『スタートは6月よ、6月!』

 

和具の生き物たち その3


今日は地味系の群れが目につく。波が荒く少し濁りが入って、
しかも潮位が高くて写るのは魚の背中ばかり(笑)

 

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