ここで無理矢理諦めさせると後に禍根を残すので(笑)キャンプ場脇を流れる渓流の1km上流にある平湯大滝の観光に出発。
平湯大滝と言えば、厳冬期の氷結した姿が有名で、これまで何度か飛騨の寒さの象徴としてTVニュースの中継で見たことがあったけど、実際にホンモノを見るのは初めて。
国道からすぐそばの観光化された滝というイメージで、あまり期待はしてなかったのだが...これが良い意味で期待外れ。なかなかどうして素晴らしいのだ。高さ64mはいつも変わらないけど、昨夜の雨のおかげで公称・幅6mをはるかに超える威風堂々、とても威厳のある姿を見せてくれる。
残念ながら滝壷は遊歩道からは見ることは出来ないけれど、あの豊富な水量を受け止めてなお、撥ね返りの水飛沫が見えないことから推測すると、かなり深く大きな“包容力ある”滝壷に違いない。
大滝を見学したあとは下流の吊り橋を渡ってキャンプ場の裏手の森へ入る。橋を渡った場所に立つ『熊出没注意!』の看板の可愛過ぎるクマちゃんに爆笑しながら僕らはキャンプ場に戻る。今回はそれほど道具を広げていないので20分ほどで撤収を完了。Discoとカシータを3日ぶりに連結し、Chichoの待つ我が家へと向うまでに30分と掛からない。2年8ヶ月で35泊56日を過ごした我が家の“動く別荘”も今回初めて特別な存在ではなく自然体で扱うことができたのかな、と感じる手際の良さだ。
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