夏休みが始まって10日。7月後半になっても相変わらず雨が降り続く天候不順な2003の夏。毎日のように遊び回ってるMama&子供達に対し、僕は全く遊べない日々が続く。しかも今年も彼らは8月中旬から二週間Mamaの実家へ帰省することが決まっていて、このままでは家族揃って野遊びを楽しむことなく夏が終わってしまいそうだ。
で、急遽8月前半に休みを作り、家族でお出かけすることがなんとなく決まる。とりあえず今回の目的は“避暑”。以前から行きたかった上高地に狙いを定め本屋でマップル&るるぶを購入。ガイドブックの美しい写真を眺めながら連夜の家族会議が続く。その結果、4泊4日で安曇野・万水川ダウンリバー〜乗鞍・剣ヶ峰登山〜上高地・梓川トレッキングを楽しむことに決定。当然ながら一週間前にまだ詳しい計画が決まってない状況ではホテルorペンションの予約なんてのは無理なわけで、いつものように移動式カプセルホテル“カシータ・ホテル”の出動ということになる。
梅雨明け直後、暑くもないのに避暑の計画を立てるのは変だけど、キャンプ場ガイドを開いて信州・奈川高原の「ファインヴィレッジキャンプ場」を予約する。今回は完全なプライベート家族旅行なので誰にも行き先を告げずにおこうと思ってたけど、ついつい嬉しくて、それとなくBBSに書いたところ、すぐに“乗鞍フリーク”NESSYさんからアドバイスメールが入る。
『akiちゃん、上高地や乗鞍行くんなら、信州側からより飛騨側からの方が空いてるよ。僕は利用したことないけど、確か安房トンネルのそばにフリーサイトのキャンプ場があったような気が...』それからどんどん送られてくるNESSYさん情報のすごいこと!平湯野営場詳細、濃飛バス時刻表、白骨温泉ここがオススメ情報、ウマイ蕎麦屋はここだ!情報etc…果ては、濃飛バスに電話してくれてMTBが携行可能かどうかまで調査してくださった!そんなNESSYさんの情報を繋ぎ合わせるだけで、我が家の旅計画は完璧なのである。(NESSYさん、サンキューでした!)早速、「ファインヴィレッジ」をキャンセルして「平湯野営場」の予約を済ませ、無事8/1夜の出発に漕ぎつけることができた。前日7/31は鈴鹿サーキットで遊園地三昧、出発当日も鈴鹿山脈の麓・藤原町で鱒釣り&川遊びを楽しみ午後5時に帰宅したMama&子供達。それでも僕が帰宅した6時にはキャンプの準備は完璧。主要な装備はカシータに積みっ放しとはいえ、手馴れたものである。
あとはカヌーをルーフトップして夕食&お風呂を済ませ午後9:50出発。ちょっとエアを入れすぎピョコピョコ跳ねるカシータに悩まされながら東名阪〜名神〜中央道経由で豊科ICへ。インターから15分、明科町にある犀川河畔・龍門淵公園前河原に到着したのが午前1:30。
雨の中、手早くカシータを切り離しガウチョベッドを組み、ダイネットをダブルベッドに展開し、ワクワク感を胸にそのまま眠りについた僕らだった。
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