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June.2003

 

 

6月7-8日 ラズベリーキャンプ!(キャンプinn海山) 

 

 


撓わに実る瑞々しいラズベリ−
(背景は雨上がりの雲が湧き上がる便石山)

6月7日 曇りのち雷雨のち曇りのち雨のち晴れ

気田川を下って以来、Mamaのバレーの試合やらログハウス取材やらで、長らく(...と言っても3週間ほどですが)外遊びをしてない我が家。Papaはもはや我慢の限界!平日はREIやCAMPING WORLDなどの海外通販サイトでクリックしまくり、休日はJAZZDREAM長島アウトレットでのお買い物などなど、外遊びが出来ない憂さをショッピングで晴らす日々が続く。ついに“野遊びは嫌い”と公言する自称・インドア派のMamaまでが、「なんかイライラしてきたわ!」などと言い出す始末。このままではイカン!と思っているところへ、キャンプinn海山・OさんからBBSへの書き込みが...
『今、海山では木いちごが「うなるほど」熟しています。どうです?』
真っ先にこの書き込みに反応したのはAzu。「イチゴよ、イチゴ!行きた〜い!」で、木苺ってどんなのか知ってるの?って聞くと、どうやら木に生っている普通の苺を想像したらしい(笑)次にMamaも参加表明。「だってこのまま野遊びしないと、Papaのお買い物で破産だし...」とかなんとか言いつつ、本当は秘めたる狩猟採取民族の血が滾るのを抑えられないってのが本当のところ。天気の模様眺めをしつつ、金曜午後ギリギリに予約し、土曜朝9:00海山に向けて出発。
海山までは約100km。今年は日置川や気田川など遠征続きだったので、海山はほんのご近所のように錯覚してしまう自分が怖い。今シーズン3回目、走り慣れたR42・始神峠を快調に飛ばしているとMamaの携帯にメールが入る。おおっ、TAKE家、マジコ家も“木苺情報”に惹かれて海山に向かっているようだ。途中でめはり寿司&サンマ寿司を買って10:30海山到着。

チェックインまでまだ時間があるのでデイキャンプ料金を払ってサイトへ入り、サイトのセットアップを始める。
サイトにカシータを入れ、サイドオーニングを展開し、ゴーグルにゴム手袋...ん?ゴム手袋?

今シーズンは雨キャンプが多かったためにサイドオーニングの布地にカビ発生(涙)我が家の狭いガレージではオーニングを開くスペースがないので、現地でカビキラーをせざるを得なくなっちゃったわけです(メッチャ悲しい...)

カビキラーでオーニングをピカピカにし終えると、マジコ家とTAKE家が相次いで到着。タープの下、マジコ家と我が家はランチタイムを楽しむ。
TAKE家が設営を完了し僕らが食事を終える頃、西の空に暗雲が湧き上がり空気がひんやりし始める。そして間もなく大粒の雨!昔のディスコのように真っ黒な空がピカピカとフラッシュし、海から上る雲と谷を渡る雲がちょうど僕らの真上で直角にぶつかって渦を巻いた雲が不規則に流れる。稲光が光ってから8秒遅れて雷鳴が轟く。『イチ、ニ−、サン、...』お父さんはみんな時間を計ってるのが可笑しい。「8秒ってことは音速が20℃だと200m/sだから1.6km離れてるってことですよね。」「そのぐらいっすかね。」ホッと一安心。(結構、みんなイイカゲン。本当は20℃だと約340m/s...つまり2.5kmが正解...笑)

本当は設営を済ませて、すぐにもラズベリー摘みに行く予定だったのだけど、降り続く雨。『一ヶ月に35回雨が降る』日本一の多雨地帯・尾鷲地方(年間降雨量は東京の約4倍)でキャンプをしてて雨を嘆いても始まらないので、タ−プの下でおしゃべりを楽しむ僕ら。子供達は雨をモノともせず、レインウェアに身を包んで元気に遊びまくってる。
地元出身のスタッフOさんによれば...
『子供の頃、外で遊んでると遠くから小さな雲が追いかけて来るんですよ。小さな雲の下だけ雨が降ってるんで、まるで竜巻みたいに水の柱に見えるのがいくつも向ってきて、マンガみたいな話だけどヒョイって一歩避けると濡れなくて済むんですよね。1mの円形だけに雨を降らせる雲...海山の雨ってのはそんな感じです。』


こんな感じで野生のラズベリーが!

そんなOさんの言葉通り、めまぐるしく変わる海山の天気。雨が降っててもすぐにあがる。晴れててもすぐに雨が落ちて来る...誰かさんの人生みたいだな...ひとりで苦笑する僕だった(笑)

15:00頃になってようやく雨が上がったので、みんなでラズベリー摘みに出発。
Azuは木苺摘みを「アルプスの少女ハイジ」みたいにやりたくて持参したカゴを得意そうに持ってゴキゲンだ。しばらく歩くと、林道の脇に赤い実が見える。「あっ、木苺だっ!」我先に手を伸ばす子供達。後ろで笑う大人たち。「それは、ヘビイチゴ!マズイぞぉ〜。」さっと手を引く子供達。今の子供達はヘビイチゴと木イチゴの違いも知らないんだなぁって笑ってしまう。

む、苦い!
ん?
甘ぁ〜い!

雷雨に洗われた木苺(ラズベリー)

こんなに採れました

急勾配の林道をさらに進むこと数百m、子供達がそろそろ疲れて不機嫌になる頃、道路の両脇に赤い実をつけた低い木が見える。今度こそ木苺!
摘んではそのまま口に運んでばかりの人、口には運ばず全てカゴに溜める人...性格が出るイチゴ摘み(笑)。林道の両側には僕らを誘うようにラズベリーの木が点在し、結局イチゴに誘われるように峠までの1kmを3家族13人でゾロゾロと完歩してしまう結果になった。

摘みたてラズベリーに...
てんさい糖を加え煮込むと...
出来上がり!

キャンプサイトに戻って、カゴ一杯の木苺を山分けした後、我が家は早速ジャム作りに取りかかる。
ザルに移してサッと水洗いした真っ赤な木苺をホーローの鍋(アルミやチタンはダメ!ホーローでないとイケマセン。)に移し、甘味が自然な甜菜糖(てんさいとう)を適当に加え、レモンを一個絞って、あとは焦げないように気を付けながらトロ火でコトコト煮込むだけ。軽くトロみが出たところで火を止めて念入りに煮沸消毒した瓶に移して出来上がりだ。あとは冷めるのを待って家で作ってきたオリジナルラベルを貼ると、まるで売り物のような色鮮やかなラズベリ−ジャムの完成だ。

あんまり上手く出来たので、カゴに入れて管理棟のスタッフOさんに見せにゆく僕ら。"特製ラベルのビン詰めラズベリージャム"にスタッフOさん絶句。呆れ顔のち爆笑についつい悪ノリして、キャンプinn海山オリジナルグッズが並ぶ棚に置かせてもらって記念写真(笑)

売店でも販売中(ウソウソ)→


コレが自作ラベル
(僕、オタクかもしれない...)


“いぶすくん”で薫製作り

ジャム作りの後は、昨晩近所のホームセンターでともちゃんがウッドハンドルが可愛いからというだけの理由で衝動買いした薫製器“いぶすくん”(¥1980)を使って薫製チーズ作り。
“いぶすくん”はイマイチ使い方を理解してなくて、最初フックで吊るしてたチーズが熱で溶けて落下し、大慌て。次に網の上に置いてやってみたけど、やっぱり手品のように網を抜けて落下して失敗。結局サクラのチップまみれになったチーズをナイフでそぎ落としながら食べる結果になってしまいました(涙)
でも、その後試したソーセージは桜のチップに落下したチーズの酸味がソーセージに移って大成功!今回初めてだったけど、これからもアレコレ試したいなぁって思える手軽な薫製作り体験だった。

そろそろ暗くなり始めたので、夕食の準備。
どちらかというと料理には全然こだわらない我が家...というより遊びに夢中で凝った料理なんか作ってる暇がもったいないし...
『家より不便なキャンプ場のキッチンで普段は口にしないような豪華で凝った料理をするのは、やっぱりどこか変でしょ?』ってな考え方の奥様と、グルメとは対極にいる味音痴の旦那様の夫婦なので、いつもだとBBQだとか鍋だとかでチョチョイノチョイで済ませてしまう。

でも今日はちょっと違う。久々にダッチオーヴンを持参して、スチールベルトの中で鎮座ましますコケコッコーさんを丸焼きにするのだ!
昨夕、肉屋さんで入手した鶏は、冷凍ベトナム産じゃなく直前まで歩いてた新鮮な地元・松阪産。
(松阪は高級牛肉が有名だけど、実は手羽先の発祥の地でもあって、鶏肉が美味しい土地柄でもある。今では名古屋の名物になってる手羽先も天むすも味噌カツも鯛焼も全部、実は三重県がオリジンなのです...どうでもいい話だけど。)

キッチンのボウルの中で塩胡椒を塗り塗りペタペタされた鶏さん。
『コケ〜コッコッココ!』興味津々&ちょっと怖い子供達の前で、羽根を持ってパタパタしてふざける悪ノリともちゃん(趣味悪いよ、君...笑)。
ライスクッカーで炊いたもち米に具を加え中華味にさっと炒めて詰め物を用意し、お尻の穴からギュッギュッと詰め込んで竹串で縫って準備完了。あとは予め熱した12インチDOに入れて焚き火に架けるだけ...だけど“おなかパンパン”特大コケちゃんは蓋が閉まらない(涙)。


コケコッコ〜!

無理矢理押し込んで蓋をして、あとは良い香りが辺りに漂うまで遊びながら待てばいい。料理本によれば途中で蓋を開けちゃイケナイらしいけど、僕は吹きこぼれが止まった段階で一度蓋を開け、少し蓋をずらせて蓋の上に真っ赤に燃えた炭を置きます。これで“中身は柔らか皮はパリッと”に仕上がるので...。

塩胡椒でお化粧をしてDOに...
火に掛けて...
出来上がり!

一時間足らずでケッコーなコケコッコちゃんも焼き上がり、TAKEさんち、マジコさんちと料理を持ち寄って豪華なディナータイム。またまた降出した雨だけど、タ−プの中はどんな高級レストランよりも、美味しくて和やかで楽しい僕らのアウトドアレストラン...


今夜は豪華なディナー!

子供達は焚き火を囲んでマシュマロ焼き

おかげで大人はゆったりと食事

お酒の後はコーヒーもね

食事を終えた子供達が焚き火台を囲んでマシュマロを焼いて楽しんでる間、僕ら大人はビール片手にあんなことやこんなことを語り合いながら楽しい時間を過ごす。

20:00、キャンプ場のゲートが閉まる時刻を迎え、日帰り参加のマジコ家とお別れしなければならない。
ちょっぴり飲んだマジコさんが助手席に座り、nokoさんの運転で去るマジコ家を見送った後は、TAKE家のインディアナ前のリビングから我が家のサイトに移動して焚き火台を囲んでふた夫婦でおしゃべりの続き。

昼間の疲れですでにそれぞれのトレーラーのベッドでスヤスヤな子供達。TAKE家&我が家のようにこれだけ何度もキャンプしてると夜に興奮して眠れないなんてことがないのでアリガタイ。
大人たちも薪が尽きた0:00きっかり、それぞれのねぐらへと戻って眠りについたのだった...。


親子でHANG TENマーク!(笑)

 


薪が尽きる頃、焚き火の周りに人はいなくなった...


6月8日 晴天!!


このショット、ラッシュガ−ドでの撮影はかなり辛い状況です(笑)

翌朝、やっぱり窓から見える空は真っ青!梅雨入り前、最後の青空なのかもって思うと、海山の若々しい緑を照らす太陽がとても愛しく思える。カシータから外に出ると、目の前を流れる銚子川の川底に陽光が100%届いて、乱視の僕にはまるで川が干上がったかのようにも見えるほどのクリアウォーターだ。万障繰り合わせ無理してでも来て良かったと感じる一瞬。


TAKE家のオシャレな食卓

朝のいつもの儀式...Mamaや子供たちが起きる前にアウターキッチンでパーコレイタをPRIMUSのツインバーナーに架け、カタカタポコポコ鳴る蓋から漏れ出す、芳醇なグアテマラの香りを胸いっぱいに吸い込むと、僕の頭のハードディスクがゆっくりと起動し始める。マグカップに1/3ほど注いだコーヒーを飲み干し、残りをアラジンのバキュームボトルに詰めると、キッチンの主は間もなく起きて来たMamaに代わり、彼女の焼く目玉焼きのバターの香りが辺りに広がる。今日の朝食は昨日作ったラズベリージャムをたっぷり載せた生のパンが主役。クリーム色のSnowpeakヘキサタープを透して差す陽光に照らされたラズベリージャムはとても瑞々しく食欲をそそる。

朝食を終えた僕らは、タープやオーニングの朝露が乾くのを待ってサイトの撤収に取りかかる。キャンプinn海山のチェックアウトタイムは12:00。でも、遊びを中断して撤収するのは嫌なので先にやっちゃおうというわけだ。

撤収作業中にアキヒロ家、やまきたいちごう家、そしてほりっち家が到着。全てを積み込み終えた我が家とTAKE家はそれぞれのトレーラーを手押しで(!)管理棟前のパーキングに移動する。軽量級のインディアナTR-4、カシータならではの芸当だ。わが国ではヨーロッパ製が主流のキャンピングトレーラーだけどパーキングに並べて停まってるのは2台のアメリカ製マイクロトレーラー。これってかなり珍しい光景なのである。

撤収を終えた僕らは、ウェットスーツに着替え堰堤のカヌー降ろし場へ。堰堤のバックウォーターに浮かぶ色とりどりの6艇のカヌー、そして今日が“セカンド進水式”なアキヒロ家のライムグリーンのカヤック...あまりに透明な水のせいで、岸辺から見下ろすと大げさでなく水面から数十cm上を飛んでいるようにも見える。


トレーラー組は早々と撤収完了。

水中を覗けば...

清流・銚子川はこんな感じ


日陰でも4mの川底の石ひとつひとつが浮き出るように見える


水温がもう少し高いとカヌーに
乗ってる場合ではないのですが...

AzuにCAMPERの操船を任せて川に飛び込むと数m下の川底はもちろん、100m以上先を進むMamaのHUNTERの右に差し込まれたパドルが水中でクルリとJを描く様子がはっきりと見える。先週の台風による増水で銚子川の水質は間違いなくこれまで訪れた中で最高レベル。Kevipa家のミエさんじゃないけど『飲み干したい』衝動に駆られるような、濁りも浮遊物も一切ない蒸留水のような水...でもそのぶん川の水はまだまだ冷たくて、ラッシュガードを選択したことを後悔しつつ、それでも思わず防水ハウジングに入れたデジカメでの水中撮影に夢中になる僕。すると、潜ってる最中にAzuが僕の頭をパドルでコツン。『早く上がってよぉ〜、風で流されるのよぉ〜!』風のせいで思うように進めないAzuが泣きべそをかきながら僕を呼んでるのも聞こえないほど撮影に夢中になってしまいました(涙)


水深2m以上...には見えない?

Maakunパドルもくっきり

今日も魚を追う海女、じゃなかった“川女”約2名
彼女達に水温は関係ないようだ

オリャァッ!(TAKEさん)

川底から数m上空を飛ぶような感覚を楽しみつつ堰堤上流の岩場まで進むと、すでにエビ網を手に川に浮かぶMamaといずみちゃん。『手掴かみで捕まえちゃった!』なんと、アキヒロさんはシュノーケリングセットを身に付けて岩陰に潜り5寸大のアユを手掴かみでゲット(もちろん後ほどリリース)。さすがカッパパパを名乗るだけのことはある“肌色の河童”アキヒロさんだ。
ランチタイムを挿んで思い思いに川を楽しむ僕ら。


透明度はこれまでで一番なのかもしれない


ママパドラ−も練習に励む

午後からは、堰堤のバックウォーターでMamaと一緒にいずみちゃんのソロパドリングの練習におつき合い。
やはりカヌーはソロで漕げるようになってこそ楽しいわけで、いずみちゃんがソロパドに意欲を見せ始めたってのは嬉しい限りだ。
基本的なJストロークやスカーリング、そしてオンサイドだけを漕いでカヌーをその場でクルクル回転させるボックスストロークなどを伝授。勘のイイいずみちゃんはすぐに覚えちゃうので、そう遠くない将来、ソロで川を下る彼女の勇姿を見ることができるだろう。

ママたちがカヌーの練習してる間、息子たちは河原の流れ込みから銚子川本流へ水路を掘る遊びに夢中(将来、3人揃って国土交通省に勤めて『親父、すまんなぁ。』とか言いながらダム建設に関わったりして...笑)。


河原に水路を掘って遊んだ男の子チーム

魚をいっぱいゲットしてご機嫌Azu&Moe

Moe&Azuは堰堤の下で何時間もハゼを捕まえて遊んでる。そんな娘たちにカヌーの練習を終えたママたちも加わり、魚道の付近でアマゴを見つけて大騒ぎ。
結局、みんなが水から上がってカヌーをクルマに積み終わったのは16:00過ぎ。
『お〜い、もうそろそろ帰るぞぉ〜!』最後まで潜り続けたのは、我が家のMamaだけでした。
『ク、クヤジイ...ア、アマゴ ツ、ツカマラナカッタ...カチカチカチ(歯が鳴る音)』
あなたねぇ...テナガエビ用の網で捕まるマヌケなアマゴなんていないって!(笑)
『サ、サムイ(カチカチカチ)、シ、シャワ−アビテクル(カチカチカチ)』アシモみたいな喋り方でMama退場...


堰堤下でアマゴを見かけた途端、漁に夢中の女性陣

最後まで粘ってたのがこの人

結局5時まで遊びました(笑

な、なんと帰り際にまたまた木苺摘み

遊び道具を積み終えた後は、カシータに戻って着替えを済ませ、いよいよキャンプinn海山を後にする...はずが...「さぁ〜、木苺摘みに出発よぉ〜!」シャワーで復活したMamaは、まだ遊ぶ気満々(涙)

17:00、呆れ顔のOさんに見送られ、またまたみんなで木苺摘みに出発。ホンマ君らも好きねぇ...などと言いながら、ハシゴまで用意して小走りで木苺摘みに向う僕も“アンタも好きねぇ”(笑)

30分ほどで前日を上回る量をゲットした僕らは、ホントに本当に帰り支度を整え、キャンプinn海山を後にする。『ヤ、ヤッパリサムイ...ラーメンタベタイ...』Mamaはナビシートでひとり毛布をかぶって震えてる。ル−ムミラ−に映る子供たちの顔には、明らかに呆れの失笑が浮かんでいた。

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