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FLAME LAYOUT


 

June.2001

 


久々の梅雨の晴れ間

 

6月24日 宮川水遊び 今週末は土曜がフラメンコ、日曜がPTAバレーボール大会ということでMamaが不在。天気が良かったらカヌーにでも行くかな?なんてボソっと言った途端、Maakunの目がキラ〜ン☆!

「絶対ゼッタイ行こうね!今度は流れのあるところで練習だぁ!」ひとたび熱中し始めるとヤメられない止まらないところが僕ソックリ!(涙)週の半ばにBBSに書いたところマジコさん&影ちゃんも参加表明...こちらも止まらない人々なのだ(笑)

ところが土曜は雨。残念ながら「野宴会カナディアンカヌー班」(そんなのないって!)オフ会は中止になってしまったのだが、今朝起きると雨が止んでる!でも空はどんより曇り空。CATVお天気チャンネルのひまわり画像アニメーションを見ていたMaakunが一言「雲が段々上がっていって、もう宮川の上には雲はないよ、パパ!」ホンマかいな(笑)ま。一応行ってみようかってことで急遽カヌーをクルマに積んで宮川へ。ところがMaakun情報通り、高速に乗って間もなく雲の切れ目から陽射しがこぼれ始める。


パパはおNEWのセパレートタイプウェット

河原の雑草が水没してる様子

いつもの河原に着く頃には夏のようなギラギラした太陽が。雨除けに持参したはずのL.L.Bean自立タ−プがないと暑くていられないような状態だ。
川の状態はここ数週間続いた渇水も一段落しここ2日ほどで50cmほど水位が上昇。河原に生えた雑草が完全に水没している光景が随所で見られる。ダムの放水ではなく支流からの流れによる増水なので透明度はピカイチ。「来てよかったね。」
カヌーをクルマから降ろしちょっと水温が低めなのでウェットに着替えて川に入る。Maakunは水泳よりもカヌー(笑)。早く乗りたくてウズウズしてるので、普段より若干流れの速い川にカヌーで漕ぎ出す。「うわぁ、進まないよぉ。」たぶん流速は8km/h up。ひとりで漕げるようになって初めての流水だけに、ちょっと苦労してる。
「バカか?おまえ。今漕いでるの本流だぜ。こういう時はもう少し外して側流を漕ぐんだよ。」

「だってぇ、それじゃ練習にならないもん!」
...なかなか殊勝な心がけじゃないか!(笑)「まっすぐ上流に向かうのが無理なら斜めに進んでごらん!」フェリーグライドでジグザグに進み、なんとか上流の河原に到着。
左岸の岩場で小さなターンや岸に寄せる練習をする。そこで信じられない光景が!Maakunがセンターヨークに背中を当てて膝立ちして、パドルを8の字に動かしている。お、おおっ、それはもしかしてスカーリング!?まだまだスムーズには動かずS字っぽいのだけれど、パドルが短いので水面にパドルを差し込むために自然にリーンさせる結果となり接水面積の極端に小さくなった軽いハンターがスス〜ッと横にスライドしていく。銚子川から帰って以来、「Path of the paddle by Bill Mason」のビデオをくり返し見て予習をしたおかげかな?(笑)


Maakunもだんだんサマになってきた。

スローロープの練習

速い流れに乗ってタ−プまで戻ると、次はスローロープ(レスキュー用投てきロープ)の練習会。
GWの長良川でMamaとAzuが沈した際に岸辺からレスキューロープが飛び交ってたのを見て「女性は得だなあ!」って思いつつ(笑)、当の本人がロープが飛んできてることに気づかず、折角の好意が無駄になってる光景を見て以来、レスキューする側だけでなくされる側も練習の必要性を痛感したのがその理由。
我が家のは30m/12mmの太いタイプなのでMaakunにはまだちょっと無理。で、彼は遭難者の役目を演じてもらうことにして(笑)足の届かない深みで待機し、そこへ僕がスローロープを投げる。
シュルシュルルルル...快音を残し溺れている(...ふりの)Maakunに向け黄色いロープが飛んでいく。1年ぶりの練習だけど、大体Maakunの直前にバッグを着水させることが出来る。ポイントを狙うなんてプロゴルファーみたいだな、なんて自己満足(笑)
バッグにしがみついたMaakunは、期待通りうつ伏せの状態でロープが引き寄せられるのを待っている。そこで意地悪な僕が全力でロープをたぐり寄せると...「うわっぷ、息がで、できない!」

注 意

この写真では立ち泳ぎの練習も兼ねているためMaakunはPFD(ライフジャケット)を着てないですけど、レスキュー訓練は必ずPFDを正しく着用して行いましょう!また、文中に「溺れたふり」という表現がありますが、我が家ではダウンリバー時のパドルサインに準じた意思伝達法を周知徹底していますし、レスキュー訓練等、特別の場合を除いての溺れたふりは厳罰(具体的には殴る蹴るの暴行です...笑)に処す取り決めになっています。本当に溺れてるのに冗談だと誤解され「狼少年」の悲劇を生む原因にもなりかねませんので川でフザケて溺れたふりをするのは絶対に止めましょう!それだけはシャレになりません。

『レスキューされる人は必ず仰向けで』という理由を身をもって体験したMaakun(笑)ところが彼はこのロープに掴まって猛スピードで引っぱられるのが気に入ってしまい、合計十数回レスキュー訓練。「ひゃっひゃっひゃ面白れ〜!」おかげで僕はヘトヘト(涙)「お〜い、まだなのぉ〜?」ロープをバッグに収納するのが結構手間取るので、Maakunは30分近く断続的に立ち泳ぎで泳ぎ続けヘトヘト(笑)
そのうち「わたしもやってみた〜い!」遠巻きに見ていたAzuも参加し有意義な訓練になった。
深みで長時間泳いで体が冷えきって本当にハイポサーミアで溺れそうになったMaakun(笑)は浅瀬でひと休み。真夏のような太陽で暖められた水はまさに温泉のようにあったかくて(プロトレックで計ったら31.9℃!)子供達はそのまま寝入ってしまうんじゃないかと思うほど目を細めてうっとり。


おいおい、いつまで溺れてるんだよ!

真夏のような陽射し...夏至だもんなあ。
浅瀬の水温は31.9℃

ひと休みした後は、子供達は「子供らしく」水遊び。小一時間、岸辺に大きな穴を掘って兄妹仲良くプール作りに励む。僕はと言えば...クレージークリークを拡げてお昼寝タイム。「パパ、『あ〜極楽極楽』って言いたいんでしょ?」Azuが生意気なことを(笑)
結局、予定を大幅にオーバーして河原を出たのが15:30すぎ。帰り道にミ●タードーナツでMamaのお土産を大量に買い込んで家路に着いた。
Mamaがいない時、子守りをするなら河原に限る!いつもながらそんなことを実感する休日だった。

最後に。
マジコさんや影ちゃんをはじめ、今回お誘いした皆様には急なお誘いで迷惑をおかけしました。しかも翌日自分だけ行っちゃうなんて!この裏切り者!...慎んでお詫び申し上げます。...とは言え、宮川に来られなかったけど、マジコさんはきっと長良川でカヌーに乗ってるに違いないだろうけど(笑)


日焼けで背中や肩がヒリヒリ!!
服を脱いでも白いシャツ着てるように見える
いわゆる「ドカチン焼け」は今日で解消か??(笑)

 

QuickTimeVR 宮川の河原 204K
Azuの絵日記 2001.6.24はこちら 

 

 


 


カヌーを始めた頃、こういうシーンを夢見てたっけ...

 

 

6月9-10日 銚子川ワンダリング&キャンプ 木曜日の夜...日曜の降水確率80%。「あ、アキヒロさん?akiですけど。今週末カヌーに行きません?え?行き先?日曜が天気悪そうだしなあ。良ければキャンプ、悪そうなら土曜だけ三瀬谷にでも...。」金曜午後...日曜の降水確率50%。「「マジコさんですか?なんだか天気悪いみたいだね。三瀬谷ってことで。」金曜夕方...日曜の降水確率10%「「天気予報変わって来てるし、やっぱりキャンプにしようか?でもキャンプ場の予約入れてないし、明日の朝集合してから電話してみて、予約が取れたらキャンプ、取れなかったら三瀬谷ワンダリングってことで...」
こんないい加減で無計画なキャンプ計画なのに人を誘うなって!?でも、中には奇特な方もいるようで(笑)、「うちもいつもそんな感じで無計画だから、いいよいいよ。じゃ、勢和多気ICに9時ね。」なんて嬉しそうなアキヒロさん&マジコさん。
翌日、カシータを牽いて行き先も決まらぬまま、出発!近所の人「おっMaakun、今日もお出かけかな?どこへ行くの?」Maakun「どこか決まってないんだ。」近所の人「へっ??」


おNEWなウェットでご機嫌のMama

高速道路を南下中、追い越しレーンをシルバーのリバティにジュラルミンのグラマンカヌーを積んだマジコさんちの「ギンギン号」が追い越して行く。9:00勢和多気ICに到着。早速9:00に予約電話が始まるキャンプ場「キャンプinn海山」に電話を入れる。「『今日はサイト空いてますから、是非どうぞ!』ってことだしキャンプinn海山に行くことにしましょうか。」「オッケーです。」引き続いてアキヒロさんにも電話。「あ、やっぱりキャンプになったのね。今から準備して追いかけるから先に行ってて。」
途中、紀伊長島でさんま寿司を買ったりしながら10:30頃キャンプ場に到着。僕ら以外にお客さんはいない(笑)「今日は空いてますから好きなサイトを選んでくださいね。」と優しそうなスタッフの方。今日のキャンプ場「キャンプinn海山」は三重県随一の清流・銚子川沿いに1998年オープンした町営のキャンプ場だ。ココを訪れた僕の知り合いがみんな絶賛するので、一度は来たかったのでとても嬉しい。
カシータを切り離して、キャンプ場の上流にある堰の上にカヌーを運ぶ。そうこうしてるうちにアキヒロさんちも到着。
大人がカヌーを運んでいる間に、子供達は早速ウェットスーツに身を包み、川へ飛び込む。

我が家の悪ガキMaakunが最初に目を付けたのが堰のスロープ。始めは怖々歩いて登り降りしてたんだけど、水苔に足を取られてスッテンコロリン!の後、かなり滑り心地が良いことに気がつくと、あとはもう迫力満点の巨大な滑り台に夢中(笑)「ひゃっひゃっひゃ〜面白れ〜サイコ〜!!」Maakunに続いてAzuやマジコ家のひよちゃん、かれんちゃん、アキヒロ家のKouくん、Moeちゃんも次々と20m以上ものロング滑り台で楽しんでる。「ウ、ウェットが破れちゃう〜(涙)」と高価なウェットスーツを心配する大人達。

「ひゃっひゃ〜面白れ〜!」「コラッ!ウェットが破れるぅ。」

...と言ってたらMamaまで(涙)

これで水深2m以上。素晴らしい透明度

水位が低くてかなり降ろし辛かったけど、なんとかカヌーを水面に降ろして、ワンダリングに出発。曇天ながら川底まで透き通った素晴らしい透明度。噂通り他にない最高の水質だ。カヌーで漕ぎ上がれる距離は数百メートルでカヌーを漕ぐこと自体はそれほど楽しめないけれど、ただ川底を眺めてるだけ幸せな気分になれる川ってのも珍しい。「きっれ〜〜い!」Azuお得意の感嘆の言葉が渓谷に響くなか、マジコ家のグラマン、アキヒロ家のミックマック、Maakunと僕のキャンパー(今日は僕がバウ、Maakunがスターンだ!)、AzuとMamaのハンターの4艇はゆらゆら進んで行く。途中、MaakunとMamaが交代し、ハンターはおこちゃま艇に。
Azuもお兄ちゃんの実力をある程度認めたみたいで、あまり怖がらずに乗ってるのが面白い。

nokoさんがやる気満々のマジコ艇
Maakunと乗って初めて笑ったAzu(笑)

ほどなく上流側の河原に到着。これ以上はカヌーで漕ぎ上がるのは無理なので、ここでランチタイム。クーラーバッグからさんま寿司を出して食べてると、上流で遊んでた少年達が僕らの方にやってくる。「Can you speak English?」おおっ外人さんだ。でもどうみてもラテン系なので「Si,pero hablo espanol tambien(うん、だけどスペイン語もイケルよ。)」と答えるとニッコリ。どうやら上流で大きな蛇を目撃したので注意するようにとのこと。わざわざ来てくれて感謝!
子供達はいきなり泳ぎまくって寒くなってきたので、再びカヌーをスタートポイントに向ける。
岩の多いポイントまで戻って、みんなでカヌーの練習会。子供達を岩に降ろして、向かい合わせに座ってラブラブでnokoさんにスカーリングをコーチングするマジコさん。Jストロークの練習をくり返すいずみちゃん&アキヒロさん。我が家はタンデムでのパドリングを再チェック。流水で隠れ岩を避ける際に多用する『バウマン(バウママ?)がクロスでオフサイドにパドルを立てて突き刺し、オンサイド方向にスムーズにサイドスリッピングさせるテク』(何て名前か忘れた!)の練習も。(これで長良川で岩に激突→沈も防げるでしょ?...笑)

いかにもカヌーファミリーなショット(笑)
結構速いおこちゃま艇

アキヒロサイト

キャンプサイトに戻ると、リバーサイドのキャンプサイトにキャンパーが4〜5組設営している。ほとんどがコールマンのスタンダードドームなのでグループかな?と思ったけど、どうやら偶然のようだ。アキヒロさんちが設営してる間に、夕方には帰ってしまうマジコさんと談笑。日曜の朝から子供会の行事があるらしいけど、日帰りで200km以上離れた海山町までやって来ちゃうマジコさんのパワーに脱帽なのだ。
アキヒロさんちの設営が完了すると、みんなで海山町の中心にあるスーパー「SHUFU NO MISE」に買い出しに出かける。R42に出たところでマジコさんとお別れ。(今度は是非キャンプしようね!!>マジコさん)あーだこーだ言いながら食材選び。夕方のタイムサービス特売でステーキをゲット!結局焼肉ってことに決まり、大量にお肉を買い込んで再びキャンプ場へ。

ライスクッカーでご飯を炊いて、我が家のサイトにグリルやらテーブルやらをセッティングしてるとすでに夕闇が迫り、キャンプ場は良い雰囲気。グリルを中心に輪になって座り、炭焼きステーキをほおばりながら、ビールで乾杯〜!いやあ、極楽だなあ〜!食事の後は焚き火台を囲んで焚き火トークの始まりだ。カヌーの話、教育の話、欲しい欲しい病の話...やたら共通点の多い我が家とアキヒロ家(お父さんが2人とも「akiちゃん」でB型で同い年で河童(笑)。子供の性別、年齢も同じでママはふたりともフィアット乗り(笑)などなど...一緒に遊ぶたび、新しい共通点がどんどん見つかって怖いほど。)の話は尽きない。深夜まで楽しい時間は続くのであった...オヤスミなさい!...で終わらないのが僕らのキャンプ。「さ、そろそろ行きますか?」


宇宙人?心霊写真?答えはLEDヘッドランプ(笑)

キャンプ場が静まりかえった頃、ヘッドランプをおでこにセッティングしたアキヒロさんが立ち上がる。続いて網を持ったKouくんや自慢のLEDヘッドランプ「ZIPKA」を身に付けたMaakun...深夜のキャンプ場をぞろぞろと川に向かう異様なヘッドランプ軍団。
「あ〜いるいる!」「どこどこ?」「はやくヘッドランプ返してよぉ!」川べりで妙に盛り上がってる家族たち。ここで何をしてるかと言うと「テナガエビ」漁なのだ(笑)澄んだ川の中に小さく光る2つの目。テナガエビ発見!!「もうっ、イライラするぅ!私はこういうの得意なんだからぁ。タモ貸しなさいって!」みんなが怖れおののくほどのド迫力でMama絶叫!おいおい、君が本気になってどうするんだよ(笑)

子供が寝たら大人の時間!?
おっとKouくんがいた!(アキヒロ家)

KouくんやMaakunが手掴かみで小さいのを捕まえる中、偉そうに言ってる割には全然捕まえられないMama(笑)。そしてついにアキヒロさんが大物ゲット!「これは塩焼きにしようね。」そう言いながらサイトに戻り、ボールに入れて今度こそ本当にオヤスミなさい。アキヒロ家がテントに入った後、夫婦でサイトに散らばった道具や食料を片付けてると...カシータのそばを飛ぶ小さな光...「蛍だ!」残念ながらゲンジではなくヘイケだったけど、思わず捕まえてアキヒロさんちを起こしてテントの中へ放つともちゃん。(な、なんと迷惑な!)テントの生地を通して点滅する蛍の光を楽しみつつ、楽しい夜は終りを告げたのだった。


コレじゃ、判んない?

これでどうだ!


霧に煙る夕暮れのキャンプサイト

6月10日 一夜明けて...(キャンプ2日目) 「ああっ、い、いない〜!」静かなキャンプ場の朝に響くMamaの絶叫。「テナガエビがいないのよぅ。」昨夜ボールに入れておいたテナガエビが逃げ出してしまったのだ。「明るくなってから観察するつもりだったのに残念無念!」by Kids。「美味しそうだったのに残念無念!」by 大人(笑)。朝食を済ませた後はキャンプ場の管理棟でストーンペインティング。キャンプinn海山はカヌーイングは当然として、他にも「熊野古道トレッキング」や木工、うなぎ漁体験など様々なアクティビティプログラムが準備されていてゲストを飽きさせないのだが、その中でも一番手軽なのが、このストーンペインティングだ。既にピンやマグネットが取付けられた石や木片にマーカーで絵を描いて、スタッフの方にクリアラッカーを吹き付けてもらったら、素敵なバッヂの完成!

子供達にとっては、どんなお土産よりも思い出に残るんだろうなあ。
ストーンペインティングのあとは、やっぱり川へ(笑)「今日は風が強いから、カヌーがちょっと上手くなったからって『鼻高々』のMaakunも戸惑うわよ、きっと。」そんなイジワルなMamaの予想に反して、手早くウェットに着替えたMaakunはカヌーなんて見向きもせずに川へザッブ〜ン!

Kouくんとともに上流に向け泳ぎ始める。あれよあれよという間に点のように小さくなっていくふたり。間もなく遥か上流の浅瀬にたどり着いて、川の中の魚を観察してる(らしい)お揃いのマーシャスのウェットに身を包んだ二匹の子カッパたち。「親も河童なら子も河童ねえ。」呆れるMama。そんな河童を生んだのは誰?(笑)
泳ぎの達者なふたりだけに放っておいても大丈夫なんだけど、一応、親の義務として(笑)カヌーで追いかけることにする。「うおっほほほ、冷てええ!」川に足を入れると、痺れるほどに冷たい。あのふたりはこんな冷たい水の中を泳いでるのかよ!と変に感心。

Mamaの予想通り、今日は風がかなり強くて漕がなくてもカヌーはぐんぐん上流へ運ばれて行く。岩場に着くとふたりの子カッパが嬉しそうに淵で水泳中。平らな大岩にカヌーを着けて、その上で休憩タイム。
スナック菓子をつまみながら、みんなで談笑する間もアキヒロさんはキョロキョロしてる。何してるのかなあって思ったら、やっぱりテナガエビ探し(笑)今朝の逃走が悔しかったらしく、Mamaもキョロキョロ...あっみっけ!素早くタモを出して、テナガエビを再びゲット!昨夜のに比べるとふた回りほど小ぶりだけど、男前の(?)テナガエビだ。
しばらく休憩した後は、昨日に引き続いてカヌーの練習会。これまでひとりでカヌーに乗ったことのなかったいずみちゃんも、ついにソロで漕ぎ出す!最初は直進もままならなかったけど、すぐに慣れて楽しそうに漕いでるのはさすがだ。このぶんだと、間もなくいずみちゃんがソロで川下りする日も近い!?

「あのさ〜。ちょっとお願いがあるんだけど...」と僕。「何よ?」お願いと聞いて怖い顔をするMama(涙)「カヌー始めた頃からの夢でさぁ、息子とふたりでカヌーイングしてる写真をデスクに飾りたくてさぁ...。」「何?写真を撮って欲しいわけ?」「そ、そう」「ヤラセ写真は嫌だけど、ま、いいわ。」...てなわけで念願の父と息子のカヌーイング撮影会(笑)かなりの強風の中、ふたりでカヌーの舳先を一定方向に保つのはかなり大変だったけど、なんとか息を合わせて漕ぐ。途中でMamaが大笑い。
「あんたたちってよく似てるって言われるけど、私は全然似てないと思ってたのよね。だけど、ヤッパ似てるわ!パドリングの姿勢がおんなじ(笑)」「そ、そうかぁ?」出来上がって来た写真を見て、納得。写真に撮られてる気恥ずかしさを隠して無表情を装ってるところまでソックリ(笑)
撮影会も無事終了した頃、キャンプ場のチェックアウト時刻の12:00になる。


ソロパドリングを楽しむいずみちゃん

再びカシータをディスコに繋いで1:00すぎにキャンプ場を後にする。尾鷲ドライブインで昼食をとってアキヒロさんちとお別れだ。「オレ、やたら寒いんだけど、もしかしたら熱があるかも...。」「うっそー」家に戻って体温計をくわえてみると...38.4℃。遊ぶためには高熱も厭わない困ったPapaであった(笑)。
(遊び倒して発熱ダウン、じゃ仕事場でしめしがつかないので、すぐに寝て朝には完全復活!でしたのでご心配なく!>アキヒロさん)

 

 

 


キャンプinn海山ホームページ


 


空を飛ぶ感覚が味わえる透明度

 

6月3日 三瀬谷ワンダリング ああ、疲れた!今週は仕事が結構忙しくてちょっと体が疲れ気味。明日は朝寝するぞ〜!...そして迎えた朝。目覚めると天窓には青空。Macを立ち上げていつもの巡回コースを辿ると、そこら中のBBSに『今日は梅雨入り前、最後の晴天』の文字が!うっ、今日お出かけしないと後悔するかもしれない。「お〜い、カヌー行くぞ〜!」「はいはい(呆れ気味)」


ここでも競争してる(涙)カヌーマラソンは終わったゾ!
あっ、そうそう正面に見えてるのは「乳首山」
named by Maakun

「今日は長良川・美濃橋でマジコさんたちがキャンプしてるんだってよ。」「今からじゃ昼過ぎになっちゃう。」「でも宮川は鮎釣り始まってるしね。」声を合わせて「三瀬谷!!」手早くカヌーを積込んで、途中のコンビニで食料を買い出しして10:30、三瀬谷ダム湖到着。
去年の秋に工事中だったバスボート用の駐車場が完成し、トレーラーでフネを降ろすためのスロープや立派な東屋まで出来てるではないか!(あの、基礎工事はトイレっぽいな...)ウェットスーツに着替え、いつものようにHunterにAzuとMama、CamperにMaakunと僕が分乗し、いざ出航!
先週の熊野川カヌーマラソンで俄然パドリングに目覚めたMaakun、GWの長良川での沈でちょっとカヌーが怖いAzu、ともに張切って漕いでいる。

ここのところのまとまった雨で湖水は水位が上がって、しかも透明度抜群の好条件。淀んだ区間を抜けると、まさに宙に浮いているような錯覚を覚えるほどだ。
カヌーの下を鯉が何度も何度もくぐって行く。空には大きくて立派なトビが舞う。

ああちゃんは見えないぃ!
は、早く写真撮って!
ハァ〜疲れた、寝よ!

「あ、あれ、何?」斜め前方の岩陰に巨大なアマゴが泳いでいる!!確かに透明度は高いけど水質が素晴らしく良いわけではないここでアマゴに出会うとは!「この前の大雨の時、渓流からここまで流されたんじゃないかなあ。」主に中流域で遊ぶことが多い我が家にとって、アマゴとの遭遇は何よりすばらしいプレゼントだ。(イワナと書きましたが、三重県にイワナはいません。アマゴの間違いでした...涙)
「あ〜見て見て!あーちゃんの頭!」広い湖面を飛び疲れたのか、トンボがAzuの頭に留まって羽休め(笑)トンボを刺激しないように、じーっと動きを止めて「木」になりきるAzuの姿が妙に可笑しい。


レタッチしてません(笑)

のんびり1時間ほど進むと、前方に赤い大きな橋が見えて来る。支流・薗川の合流地点だ。ここは大きな入り江になっていて、細い水路を百メートルほど漕ぎ上がると、まるで最上流部の渓流のような風景になる。いくつもの豊かな水量の滝が流れ込み、透明度が一段と増す..というか水の色がエメラルドグリーンに変わるのだ!「キレイね〜〜!」歓声を上げる女性陣。今日は水質が良いことに加え、雲ひとつない青空を映した湖面がまさにそこに水が存在しないかのように澄み切っている。湖底にはカヌーの影がくっきりと映って、カヌーを大きな流木と勘違いしているのか、身体の側面にキラキラ光るラインのある数cmの小さな魚が無数(ほんとに無数に!)にカヌーの影の中を泳ぐ。まるで砂金が水中を舞っているような光景だ。漕ぐのを忘れてしばし水中に目を奪われる僕ら...
「ほんとにキレイだねえ〜。」

PHOTO:カヌーの影に集まる金色の小魚の写真はこちら

ムシャムシャ
その後ろにあるカヌーの下では...
小魚がごはん粒をツンツン(笑)

 
入り江から本流へ向かうMama艇の航跡が美しい

無数の小さな魚を水中に従えて薗川の入り江を奥に向かって進むMama&Azuの赤いHunter。エメラルドグリーンの水面とその赤い船体が見事なコントラストを見せて美しい。
『やっぱりOld Townは赤だな。』そう感じる一瞬。

百メートルほど進むと、そこはもう行き止まり。右脇の小さな河原にカヌーを繋いで、ランチタイム。入り江の入口からカヌーについて来た小魚たちも「ああ、やっと流木が止まった!ホッ!」ってな感じでカヌーの影でひと休み(笑)。今日のランチはコンビニおにぎりなんだけど、こんな場所で食べるとMamaのよりウマい!早々に食べ終わった子供達は、さらに奥へと沢登りを始める。そして、スライダー状の岩を見つけて滑り台遊び。
「ねえ、コップ貸してよ!」何に使うのかと思いきや、Maakunはコップで岩に水を掛けて滑りを良くしてる!(よく考えたなあ..)
かなり低い水温のなか、飽きずに泳ぎや岩滑りを楽しむ子供達。高価なウェットスーツを買ってよかったな〜って思える瞬間だ...が、さすがに渓流、Azuがブルブル震えだしたところで今日の水遊びはThe End。再び荷物をカヌーに積込んで帰路につく。


ランチの小さな岸辺から入り江を望む

ズルズル、ザッパ〜ン
あ〜さむぅ
足がとどかないぃぃ

「おい、Maakun、Jストロークの復習をしてみるか?」「うん!」スターンの僕がパドルを止めて、バウシートに座ったMaakunがJストロークを始める。ところが、全くラダーが効かず、逆にカヌーはオフサイドにスライドする始末。せっかくMamaやAzuの前でイイところを見せようと思ったMaakunだったが、気持ちが焦れば焦るほどアンコントローラブルに...。「おい、どうしたMaakun!」僕がそう言ってふと顔を見ると、半分涙目。「何でかわかんないけど、うまくできないんだ〜〜。」

ゴキゲンAzu(でもデカい鯉が怖い)
結構速いよ!(鯉を見なければ??)

そこでMamaが一言。「いつも後ろに座ってるPapaには解らないとは思うけど、タンデムのバウはパドルを立てるラダーしか効きにくいのよ。ね、Maakun、Papaと前後交代してやってご覧なさい。」Mamaの言いつけ通り、僕がバウにMaakunがスターンに移って漕ぎはじめると...な、なんとカヌーがかなりのスピードで直進を始めた!「ヒヒヒヒ」なんだかブキミな笑い声を響かせながら、ハイピッチで漕ぐMaakun。Maakun「フォワード、フォワード、ジェイって感じで漕ぐとまっすぐ進むよ〜。」Mama「パパはね、バウで漕いだことが一度もないのよ。だから分かってないのよねぇ。」そういえば、カヌーを始めて以来一度もバウに座ったことばない僕なのだった(涙)初めて座るバウシート...眺めが良くて頬を撫でる風が心地よい!!

Jストローク開眼!のMaakun
コリャ楽だわ。初めてバウに乗った僕

漕がなくてもぐんぐん進むカヌー...いやあ、コレ癖になりそう!結局帰路の後半は全く漕がずに、Maakunに任せて遊覧船状態で船着き場に到着。
ゴールに着くなり「ねえ、Papa、ちょっとCamper借りるね。ひとりで漕いでもいいでしょ?」そう言ってMaakunがCamperに乗って湖面に漕ぎ出して行く...


ソロで湖面を進むMaakun

最初はHunterで伴走しようかな、とも思ったんだけど、そのパドリングを見てたら全然心配なし!湖岸にいるへらブナ釣り少年の前を大きく迂回する余裕も見せて、小さな身体で5m近い大きなカヌーを自在に操る。
小さなジュニア用ビーバーテイルパドルでもあんなにスピード出るんだなあって変に感心してしまった僕なのだった。う〜ん、これは楽しくなってきたゾ!
帰宅後、一緒にお風呂に入ってる時にも話題はパドリング(笑)「なんかさあ、コツっていうのかな。そんなのがわかったみたいなんだよね。パドルの動かし方もだけど、遠くを見てないと真直ぐ進まないみたい。自転車と同じだね。」正解!!シングルブレードのパドリングなんて要は舳先が振れないようにすれば良いだけなんだから、遠くを見てたらあとは自然に手が出て真直ぐ進んで行く。カヌー歴8年のMaakun(笑)いよいよパドラーへの道を歩み始めたのだ!!

ちょっと枚数多過ぎ?(親バカです...笑)

 


セルフタイマーでハイ、チーズ!

 


カヌーに留まったミヤマカワトンボ
(ランチポイントにて)

 

 

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