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FLAME LAYOUT


 

July.2000

 


Maakun空を飛ぶ!

7月23日 避暑はいつもの場所で... おとといは最高気温38℃、昨日は39℃オーバーの殺人的な暑さが続く。こんな日はやっぱり川でチャプチャプ過すに限る!!というわけで今週も川へ。今月は川・海・川・川と4週連続の水遊び...好きなのね(笑)実は今週の川遊びは先月から予定していた恒例のHさんちとのカヌーピクニックなのだ。H家のあーちゃんはMaakunの同級生で彼が唯一ちょっと気になる存在の女の子。「あーちゃんと結婚するか?」と冗談で聞くとMaakunは一瞬モジモジしてしまう(笑)


幼稚園組はパシャパシャ

河原に着くとカヌーよりなにより太陽の殺人光線を避けるため水辺ぎりぎりにL.L.Beanのタ−プを設営。今日は家族だけじゃなく連れがあるのでいつになくオシャレにテーブルやガダパウトチェアをセッティングする。子供達に続いて大人達も暑さに耐え切れず川に飛び込む。渓流のような切れるような冷たさでも海のようなまったりとしたなま暖かさでもない中流域の川独特の20〜25℃前後の水温はちょうど良い感じだ。雨が降らない上にダムの放水が止まってる渇水状態なので水質は7/2ほどではないものの泳ぐのに嫌悪感を感じない程度。(...とは言え水深2.5mの川底がくっきり見えてるんだけれども。)朝10時半だというのにテーブルに置いたCASIO プロトレックの気温計は42℃を表示している。Maakunと僕ははパワー水鉄砲でバトル。

Azuとあーちゃんは浮き袋に腰掛けてパドルを使って進む遊びに夢中。ところがやっぱりMaakunはあーちゃんが気になるのか水鉄砲をあーちゃんに向けて発射して喜んでる。「やめてぇ!」と言われれば言われるほど調子に乗って「ウキキキ」と変な笑い声を上げながらあーちゃんをイジメるMaakun。僕は「この年頃の男の子って、ついつい好きな子をいじめちゃうんだよな。」と自分の子供の頃をしみじみ思い出すのだった。タープの下でゆっくりしていると上流側で僕らと同じくカヌーピクニックを楽しんでたおじさんが僕らのサイトにやってきた。「いいねえ、このオールドタウン」カヌー好きは話し好きでもある(笑)おじさんはトラックに白いカナディアン&白いシーカヤック3艇を山盛りに積んで河原にやってきてる。話をきくと今日のメンバーは奥さんと娘さんの友達。


いつもこうやってラブラブだといいんだけど

そしてなんと全てのカヌーが自作なのだという!「う、うそでしょ!」実はこのおじさん地元のカヌービルダー!プロなのだ!船体に映った景色に全くゆがみがないし、ガンネルやシート回りの加工精度の高さは涙モノ。僕もいつかはかカヌーを作りたいって思っててこれまで色々なハンドメイドカヌーを見てきたけど、おじさんの15ftカナディアンはその中でも最高の仕上がりと言えるだろう。ちょっと試乗させてもらったけど非常にレスポンスの良い漕ぎ味の軽いカヌーだった。しかもかなり正確に左右対称になっているからかハンドメイド特有の嫌なクセもなく、カヌーを降りるなり思わず「名刺下さい!」カヌービルドに必要な道具は全て用意してあるからいつでもいらっしゃい!とのことで、今日は素晴らしい出会いがあったのだ。

 

クロスレスキュ−のやり方

Photo 1: Mamaが沈!!

Photo 2: すかさず近づいてペインターロープを確保

Photo 3: X型に裏返したカヌーを引き上げ表に向ける

Photo 4: そのままカヌーを水面に下ろし再乗艇

Photo 5: ...のはずがそのまま去っていくPapa

Photo 6: 取り残され、笑いながら怒るMama(笑)

Photo by Masakosan

 

子供達だけで遊んでくれてる間に僕とMamaは沈&レスキューの練習にとりかかる。去年まではMamaが単独でダウンリバーすることもなかったけど、最近は2艇体制が普通になってる。しかも最近は沈することも全くなくてここらで練習しておくべきだと思ったのだ。Mamaが豪快に沈!湖など岸に泳いで行くのが困難な場合を想定してクロスレスキューと泳ぎながらの再乗艇を繰り返し練習。途中CAMPERにHUNTERを載せたままMamaを見捨てて去っていく、なんて馬鹿な冗談にはMamaはちょっと怒ってた(笑)

炭火焼肉のランチの後は仕事を終えたYさん家族も合流。河童小僧のY家Koukunも加わっての大水泳大会。MaakunはMamaとカヌーで向こう岸に行ってカヌーから飛び込み、約30〜40mの宮川を横断。始めはPFDを身につけてたけど「クロールの邪魔になる」とかで最後は脱いで挑戦!自称「100mは軽々泳げる」Maakunはクロールで見事完泳。みんながあんまり誉めるもんだから繰り返し何度も宮川横断に挑戦してた(ただ、あーちゃんが見てないのが分かると途端にやめたけど…笑)もちろん数日前にこの河原から上流に1キロほどの場所で高校生が不幸にも水泳中に亡くなってるのでMaakunの自尊心を傷つけないように後方からカヌーでそうっと伴走してたけど、ゆるやかな流れにあわせて少しだけ上流方向に角度をつけて下流に流されないように泳いでるのには正直驚いた。

ただ、今日の流れにしてはちょっと角度が大きすぎたようで目標地点より多少上流側に到着してたのはご愛嬌か(笑)0歳からスイミングスクールに入れてはや8年、別に水泳選手に育てるなんて気持ちは全然なくて「水を怖がらない、落水してもパニックにならない」という身を守る術としての泳ぎを会得するという目的はほぼ達成されたのかな、なんてちょっと嬉しい気持ちになった。(もちろん、川での状況判断なんかはまだまだだけど)もちろん不可抗力の事故もあるけど、もし正しい知識と経験があったら...と残念な思いをしなくて良いように楽しみながら今後もどんどん川や海で泳がせて、少なくとも自分の身を守れるだけの実力を育てたいと思う。(もちろん万一に備えてPFD(パーソナル・フローテーション・デバイス=ライフジャケット)は人数分、カヌーにはそれぞれ浮力体、川幅をカバーするだけのスローロープ(投てき用ロープ)は必ず二組づつ準備してますけどね...。)

子供達が「寒いよ〜。」と言い出したところで今日の川遊びは終わり。16:30川を後にした。帰りは我が家のDiscoveryの後部座席に子供が4人!遊び疲れて居眠りかなあって思ってたら...眠るどころかますます元気。4人で歌を歌ったりクイズ大会をしたり家に着くまでおおはしゃぎ。体力ついたよなあ...。

 

 


 

 

 

7月16日 川ガキ遊びに夢中! 僕が子供の頃は、夏といえば朝早く起きてカブト虫捕りに出かけた後、ラジオ体操に行って、プールなんかより近所の川で川遊びするのが「正しい子供の夏の過ごし方」だった。どこの川も今よりもずっと水質が良くて岩の上から飛び込んだり、淵に潜ったりと日暮れまで飽きずに遊んだものだ。ところが今の子供達はそんな遊びを楽しむ場所がない!そこで大人の出番。先週も海でご一緒させてもらったYさんが宮川支流のとっておきの場所を教えて下さるということでシュノ−ケリングセット持参で駆け付けることにする。ところが今日はちょっと買い物しくちゃいけなかったので名古屋へ。買い物を済ませてすぐにトンボ帰りして宮川に向かう。走行距離240km。


本流とは違った表情をみせる素晴らしいロケーション

岩からJump!

途中からYさんの携帯に電話を入れて宮川支流某所で待ち合わせ。「まさか来ると思わなかったですよ〜。」Yさんはあきれ顔。距離的に言えば川遊びするためだけに静岡あたりからやってきたようなもの(笑)今日の遊びの舞台はYさんオススメってだけに、とてもロケーションの良いこじんまりした河原。淵の中央部に登ったり飛び込んだりできる大岩があって、その岩を巻き込むように流れる川はあくまで清らかで川底まで透き通っている。河原に下りるとすでにYさんの奥さん(以下Y-Mama)と子供達がPFDを着てうっすらとグリーンがかって見える澄み切った川の中を水泳中。元川ガキのYさんの家族だけあって親水性はかなりのもの。奥さんや長男Koukunはもちろん妹のMoeちゃんも可愛いマイPFDを着てスイスイ泳いでる。

我が家はと言えば同級生のY家Koukunを見つけたMaakunがPFDも着けずに一番に川に飛び込んで大岩の周りを自慢のクロール。「きっもちいいなあぁぁ!」ところがAzuは水に入るのをためらって、どうやらMoeちゃんを河原でのままごとに誘いたいらしい。実を言うとAzuが水を怖がらなかったのは3歳まで。今でもプールでは大胆に飛び込みしたり潜ったりするし浮力体なしで少しぐらいは泳げるのだけれど、こと自然の中では恐怖心が先にたって水に入りたがらない。


5才コンビは仲良しこよし

天然のすべり台

聞けば「ああちゃんねえ、うみはなみがコワイし、かわはながされちゃうからいやなの。」とのこと。カヌーから飛び込んで瀬をぷかぷか流されて喜んでたAzuの姿はもう見られないのか!?ところが、である。再三のAzuの誘いにもかかわらずMoeちゃんは川から上がろうとしない。Papaの勧めもあってPFDを身につけてしぶしぶ川に入るAzu。川に入ったら...「わぁ−い!おっもしろいぃぃ!」お兄ちゃんたちを真似て大岩によじ登り、反対側の滑り台のようなスロープを滑り降りてはキャッキャとはしゃぐ妹組...。

飽きもせず何十回とそんな遊びを繰り返してた。お兄ちゃん組は大岩周辺での水泳に飽きて上流側の深みに移動。Maakunはシュノーケリングセットを身につけて鮎の観察にいそしんでる。同じくシュノーケリングセットをつけたYさんとKoukunはその魚を捕らえようと何度も潜ってる。その横にはPFD着用のY-Mamaがぷかぷか流れてゆく。..・そんな姿は親子というより「川ガキ仲間」って感じ。Yさん一家って良い家族なんだなあって感心してしまった。「近所のおかあさんに『川で泳ぐのよ』なんて言うと驚かれちゃうのよね。何故かしら、こんなに楽しいのに。」Y-Mamaは以前は時々Koukunの友達家族とこうして川に遊びに来たんだけど、子供は楽しんでも大人はシャツを脱いで川に入ろうとしなかったそうだ。


ここの水はあくまで透明

冷えた体を暖める子カッパたち

その点、うちのMamaも川遊び仲間以外には見せられないほどのはしゃぎぶり!(子供みたい)...きっと気が合うことでしょう(笑)。
夕方4時半ごろまで川遊びを楽しんで、素敵な半日もThe End。河原に広げたピクニックセットを片付けて家路についた。僕「また来週も川なんですが...。」Yさん「仕事が早く終われば、ぜひ!」Y-Mama「今度こそカヌーにしましょう...笑」to be continueだな、それじゃ(笑)
我が家もYさんちも顔は肌色で頭に皿もないけどホントは河童の家族なんじゃないか?そう思ってしまうほど川遊びが大好きなのだった。今日はMaakunがシュノ−ケリングのコツをちょっとだけ掴んだし、Azuも久々に「プール限定」じゃなく川で思う存分泳ぐことができたし、本当に実り多い一日だった。

 

 


 

 

 


国府の浜(Konohama)全景

7月9日 海水浴 先週からDiscoveryのエンジンが不調。アクセルを踏み込んでも回転が上がらず、エンジン音がバタバタ鳴って振動が大きいのだ。(素人考えではどうやら点火系または電子制御インジェクションの不調のようだ。)このまま乗ってても危険なので数日前からディーラーさんに入院させた。そんなわけで今週は代車のキャリアなしのプリメ−ラ。...つまりカヌーは運べないわけだ(涙)。実は今週末はMaakunのカノジョ(Maakun自称)Aちゃんちとカヌーピクニックの予定が入ってて、その上BBSにも書込みいただいたYさんからもカヌーのお誘いが...。残念無念!!
でも、それぐらいでは挫けないPapaは「カヌーがダメなら国府の浜へボディボードだぁ!」台風が近づいているけど、日曜日までには通過するだろうしサーフィンのメッカ・国府浜は東に開けた海岸なので、台風が北に遠ざかった後は比較的波も穏やかだろうという(希望的)予測も立てていたのだけれど。

 


波を捉えるMaakun

面白すぎるぅぅ!

そんな時、Yさんから「明日は我が家も国府の浜へ行きます。」というメールが。おおっ、なんとラッキー!ここでYさんについて簡単に紹介しておこう。何と彼は僕と年齢、血液型、趣味が同じでニックネ−ムはやっぱりakiちゃん。しかもFIAT乗りだったりするし、奥さんの血液型、子供の性別、年齢が二人とも同じ...尋ねればもっと共通点が出てきそうだけど、あまりに似てて気味が悪いのでこのぐらいにしておこう。

まあ、大人の共通点は別にして、小学校2年生の長男と年長組の長女という共通点は外で一緒に遊ぶには好都合だ。だって子供達だけで勝手に遊んでくれるから大人はとっても楽なんだもん(笑)子供達は家族だけで出かける時に比べて遊び仲間がいりときは表情がイキイキしてるしね。
8:30出発。空いてる高速道路をひたすら走って10:00国府の浜到着。12年前から馴染みになってる海の家マリンハウスTにクルマを停めてビーチへ。志摩半島の突端に位置する国府の浜は別名・阿児の松原とも呼ばれ、白く広い砂浜と水質の良いエメラルドグリーンの遠浅の海がウリ。堤防に立つと沖合いに一列に並んでるサーファーのおニイちゃんたちが見える。ここは志摩半島でも有数のサーフポイントで、一般の海水浴客よりもサーファーが多い感じだ。


沈は慣れてる?

グラマーに大変身のMaakun

まあまあの人出だけど、弓状に数キロも続く長い浜のため混みあった感じは全くない。海水浴客とビギナーサーファーのエリアである浜の南端にビーチシートを敷いてL.L.Beanのセルフスタンディング・タ−プを張り終えると、ボディボ−ドを抱えて家族みんなで海へDASH!ところがAzuは波打ち際でUターン。「あーちゃんねえ、なみがこわいからワカメひろってママゴトする。」Azuはいつもこれだ(涙)我が家のボディボードは本格的なモノじゃなくて十数年前に買った発泡スチロールのビート板のオバケみたいなシロモノ。(当然フィンなどはない)当時は今みたいにボディボードが流行ってなくて、近所にはコレしか売ってなかったのだ。でも、これがなかなかのスグレモノで簡単に波に乗れるし、キールのないカヌーのようにリ−ンさせれば波の中で自由自在に曲がれるから、それなりに楽しめる。

一昨年のMaakunはキックも弱くて、波を上手く捉えても乗れるのは10回に一回程度だったけれど、今年はフィン(足ヒレ)を着用していることもあり、ほぼ100%乗っている!これだけ乗れると面白くてたまらない様子でほとんど休むことなく波乗りに夢中だった。(ただし、あんまり必死になりすぎて、良い波を捉えるためにサーファーのおニイちゃん達と同じぐらい沖に出てしまって困った。一列に並ぶ波待ちのサーフボードの中に豆のように小さいボディボーダー...笑える)11時過ぎにもうひとりのakiちゃんこと、Yさん一家登場。初対面だけど何となく古い友人のような感じがするのは何故?(笑)穏やかなYさんと明るい奥様、活発な子供さんたち...会うなりワカメママゴトを始めたAzuとMちゃん、いきなり砂浜で井戸掘りを始めたMaakunとKくんはもちろん、大人達もすぐに打ち解けて楽しい時間を過すことが出来た。


笑う生首?

ランチをはさんで、ボディボードや砂遊びを楽しんで(ミイラ造りは結構ハマった)、気がつけばもう4時前。Yさん一家と別れた後は、マリンハウスTでシャワーを浴びて帰宅した。帰りもやっぱりガラガラに空いた高速道路で1時間半程度。独身の頃Mamaとふたりで国府の浜に通った頃は渋滞に次ぐ渋滞で平均4時間はかかったことを考えるとまるでウソのような早さだ。遊びに行く僕らにとっては行楽地が空いているってのは大歓迎なんだけど、地元の観光業者の方にとっては...。


ワカメを集めて...

貝殻アートの出来上がり!

 

 

 


 

 

  

久々にキレイな宮川に出会えた

7月2日 Maakunパドリング開眼!! 今週は小学校のキャンプのお手伝いがあってPAPAはちょっとお疲れ気味。しかも今日は朝8時から自治会の除草作業に9時からの子供会廃品回収ボランティアと行事が目白押し。梅雨の晴れ間ということもあり、ぐんぐん気温が上がって10時にもなると30℃をオーバー。(ホントは行きたいけど)まさかカヌーには行けないよなあって思ってたのだが、家に戻るとMamaや子供達はしっかり水着に着替えて待機中。「こんな良いお天気にカヌーに行かないでいつ行くのよ!」とMAMA。確かに今年の僕は自他ともに認める“嵐を呼ぶ男”。何かといえば雨、雨、雨。(時には風も吹くけど。)
「来週雨が降ったりして『先週行けば良かったのに...』なんて私達のせいにされたらたまんないもの。」うんうんと頷く子供達。

 

そんな家族の心遣いに感謝しつつカヌーをクルマに載せていると、フリスビーに箱眼鏡、ママゴトセットに水鉄砲...出るは出るはおもちゃの山だ。「パパのためとか言って、本当は自分達も行きたいんじゃないのか?」クビを横に振る子供達。「ぱぱにつきあってあげるのよ。」とAzuは言ってるが、この前L.L.Beanで買ったおニューの水着を自慢げに着てる彼女はとても嬉しそう(笑)まっ、どちらでもいいか!

11時前宮川に到着。今年の宮川は水質が近年になく悪く、いつもの河原は子供達を泳がせるのをためらうほど。そこで7〜8年前によく通った水質が最も良い河原を選んだのだが、ここは河原が広大なこともあって水際までのアクセスが悪く、クルマから相当の距離を歩かなくてはならない。


瀞場では自由自在のおこちゃま艇

涼やかな川風が吹いているとは言え7月の太陽が白い河原に反射して気温は相当高い。普段ならヘトヘトで嫌になってしまうのだけど『好きなことしてる時はスーパーマン』(by Mama)の僕だけに「瀞ホテル(北山川)横の階段に比べりゃ、軽い軽い!」と都合の良いポジティヴ・シンキング(笑)荷物を運び終えると、2艇のカヌーに分乗していつものようにワンダリングに出発!ただ、今日いつもと違うのはCamperにPapaとMama、HUNTERにMaakunとAzuが乗っていること。そう、今日初めて子供達だけで乗せてみたのだ。この河原から上流は数キロ瀞場が続き、下流側の早瀬まで流されない限りは沈しても安心だからと考えた。


べそをかいてるAzuと必死でカヌーを立て直してるMaakun

...が、しかし、本流に近づくにつれて、折からの長雨による増水(約1mのアップ)で瀞場であるはずの川がかなりの流速で流れていることに気がついた。水深が2〜3mとかなりあるために河原からは流れが読めなかったのだ。案の定、惰性でストリ−ム・インした「おこちゃま艇」はバウを流れに喰われて下流に方向を変える。そして流れに乗って徐々にスピードを上げて下流に向かって流れて行く。「おい、ちょっとヤバくないか?」アダルト艇でそんな声が聞こえた時には、おこちゃま艇は水深があるために波高は小さいものの時速7〜8km/hの早瀬に真横の状態で突っ込んで行ってしまった。「ありゃあ、沈するな。」僕がそう呟いた瞬間、なんとベソをかいてるAzuを尻目にMaakunがパドルを激しく動かしてフネを立て直したではないか!まずはリバーススイープを入れてフネを回しバウ(舳先)を上流に向け、流れと平行に安定させる。そして流れの方向から30°ほど角度をつけて下流側にリーン(傾ける)してボトムで流れを受け止めながら、時折クロスストロークを交えて必死で漕いでる。

最初はバウがぶれて流れに翻弄されていたものの、しばらくするとなんと短距離走者ほどのスピードで流れる瀬のまん中を漕ぎ上がってくる。「フェリーグライドだ!」Jストロークもまともに出来ないのに、なんとなく7年間カヌーに乗っている(乗せられてる)うちに体得してしまった皮膚感覚とでも言おうか...Mamaは感激して漕ぐのも忘れて我が子の勇姿を写真におさめている(笑)当然、瀬を全て漕ぎ上がることは体力的に困難だったので、結局はエディ(流れが巻き込んでいる場所)に避難したのだけれど、膝下程度の水深でも立っていられないほどの流れの中で、Maakunが艇をコントロールできたのは事実。もしかしたら近い将来ソロでPapaのカヌー仲間になれる日がやってくるのかなあ、などと期待してしまった。
カヌーを目一杯楽しんだ後は、「わたし、こんなきれいなかわみたことないわ〜!。」とAzuが驚嘆したほどの川で水遊び(たぶん扇型の河原の下流部ということで、河原の下をくぐってろ過されたためだと思う。僕にとっても久々に見た澄んだ冷たい水だった。)水遊びと言ってもP.F.Dを着用して本流をドンブラコドンブラコと数百メートル流れ下る遊び。唇が紫色に変わるまで飽きずに何度も何度も繰り返し身体ひとつでの川下りを楽しんだ。


水の美しさに感嘆

午後3時すぎ、撤収準備。何しろ数百メートル四方ほとんど人工物が見えない河原なので、(いつもならmon-bellの着替えマントが必要だけど...)着替えも隠す必要なし!(子供達やPapaはもちろん、Mamaまで...)クルマでのアクセスの良さなんかより環境が良い場所で遊んだ方が断然楽しい!って実感した一日だった。今度もここにしよっと。

 

 


 

 

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