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FLAME LAYOUT
 

NOVEMBER&DECEMBER.1998
 

11月25日

このあいだ入会しようかなって言ってたJDOS(ジャパン・ダッチオーヴン・ソサエティ)に入会した。元締めのA&F社から入会キットが送られて来たので、早速開けてみる。入会金¥3000、年会費¥2000で会員No.が刻印されたブラスキーホルダー2個とオリジナルステッカー3枚、そしてレシピ満載のクラブ誌が年に数回送られて来るってのはお得だなあ。LROJ(ランドローバーオ−ナ−ズクラブジャパン)なんて合わせて2万円近いから入りたくても入れない(涙)のに。

会員名簿もついてるのでパラパラとめくってみるが、思ったより会員数少ないんだなあ...。僕が340番目だもん。先日カヌークラブのI隊長に12インチ注文したし、これで僕もダッチオーヴンの使い手(笑)まだ一回しか使ってないけどさ...

 

11月15日
ついに我が家のダッチオーヴン(以下DO)のデビューの日がやってきた。何週間か前から折を見てシーズニング(注1)を繰り返してやっと「ブラックポット」らしくなってきたので使う機会を今か今かと待っていたのでした。メニューはスタッフド・チキン。丸ごとの鶏に色んな詰め物をしてDOでローストするだけというシンプルな料理だ。何しろDOを使うのは初めてなので、こういう定番メニューが無難じゃないかなって思って...。

昨日、肉屋さんで買って来た、小ぶりな「ワカマル」(若丸って書くんだろうな。若鶏の丸ごとって意味だと思う)をクーラーボックスに詰め込んで、もちろん2艇のカヌーもクルマに載せて出発!30分でいつもの河原に到着だ。
早速カヌーを下ろして、全員で薪集めに出かけることにする。河原の対岸には良く乾燥した流木がたっぷりあるので、カヌーで渡ってナタとノコギリを手にカヌーに載る長さに切り揃えてどんどん積み込む。調理にはオキ火を1時間半焚き続ける必要があるし、コーヒーいれたり、パン焼いたりする分も薪を用意しなくちゃいけないから、カヌーにいっぱい要る計算。いつものように細い薪を子供たちが、太いものをPapaとMamaが集める。最近ここで焚き火してないこともあって、あっという間に必要な量の薪が用意できた。

河原の石に煤を付けないためにも太い丸太を風防兼反射板にしてかまどを組む。DOは直火を使わないので丸太で組んだ焚き火スペースの横にオキ専用のファイヤーピットも作る。(これは炎が上がらないので石を利用する)焚き火スペースでどんどん薪を燃やして隣のファイヤーピットにオキ火を供給するシステムなのです。かまどの準備が出来たので、Papaがオキ火作りに精を出す隣でMamaがDOの蓋で詰め物の野菜やレバーなんかを炒めてる。子供たちは川でじゃがいもやニンジンを洗ってる。詰め物を炒め終わると、ついに若丸がクーラーボックスから姿を現す。手足を揃えて行儀良く皿に載ってる若丸...。姿は結構エグイかなあ。でも子供達が若丸を見て「美味しそう!」って言ったのには驚いた。

Papaはボーイスカウトで「コケ−コッコッコ...」って鳴いてるニワトリの首を刎ねて羽をむしるところから料理してたから何とも思わないけど、子供たちはスーパーでパックして売ってるのしか見たことないはずなんだけど...やっぱりアウトドアだからかな。(Azuは何とこの鶏に名前を付けちゃいました!「コケコちゃん」だそうです。名前なんかつけたらさすがに食えなくなるけどなあ...)Mamaが炒めた詰め物をコケコちゃんの黄門、じゃなく肛門から詰めて、少し暖めたDOに入れると調理は完了だ。後はオキ火の上に載せて1時間トロトロと加熱するだけ。DOの良い所は料理に時間を取られないこと。カヌーに乗ったり、泳いだり(今日は11月とは思えないほど暖かだった。

水から上がるとさすがに寒いけど、今日はピクニックなのに焚き火という強い味方があるもんね)してゆったりと過ごすことができた。子供たちはどこからか太い竹を拾ってきて平均台遊びに夢中だし、Mamaは焚き火の隅のパーコレイタで煎れたコーヒーを片手に読書。何を読んでるのかなあって覗いたらDOの本だった(笑)凝った料理だとどうしてもMamaに負担がかかるけど、DOならそんなこともなくてMamaもお気に入りのよう...。「12インチのディ−プサイズを買いましょうよ!」ついにMamaの口からそんなお言葉が!すぐにDOから湯気が立って、いい匂いがみんなの鼻をくすぐる...

今回はスペイン料理のコチニージョ(子豚の丸焼き)風に皮をパリパリに中味をふんわりって感じにしたかったので火に架けて1時間頃に蓋の上にも炭火を載せ、蓋をずらして水分を飛ばす。20分ぐらいでどうやら完成みたいだ!DO専用に買ったアルミ天板のローテーブルに慎重のDOを載せて、いよいよ蓋を開ける瞬間!
おもむろにリフタ−で蓋を持ち上げる。その瞬間立ちのぼる湯気。「う〜ん、いい匂い!」この匂いだけでも作ったかいがあるってもの。意図したとおり黄金色のウェルダンのスタッフド・チキンだあ!皿に切り分けて無言で口に運ぶ...ウマイ!!

焚き火でガーリックバター・トーストを作って、その上にスタッフド・コケコちゃんを載せて食べたら、スゴク美味しかったです。

そんなこんなで初めてのDO料理は大成功。これで味をしめたMamaは来週にでも12インチ深型を買いに行くって言ってるし、Papaは早くもJAPAN DUTCH OVEN SOCIETYに入会しようかな、なんてとんでもないこと考えてます。河原であんまり凝った料理をしないし(...というより家での食事より豪華な「外飯」は必要無いですもん。込み入った料理法より素材の旨味を引き立てる簡単な料理の方が美味しく感じるからね。)もともと焚き火大好きの我が家にとってDOはぴったりの道具だったみたいです。「究極の手抜き料理鍋」って感じですね。(笑)ただし12インチだと10kg以上の重さだからカヌーに載せるのもバランス考えないとヤバいかな。

(注1)ご存知の人も多いだろうけど、慣らしのこと。新品のDOは買ってすぐには使えないのです。使う前にワックスを取り除いて、油を塗って焼きを入れることを何度も何度も繰り返していわゆる「油のコーティング」を施す必要があるのです。じゃないと鋳鉄製のDOは錆だらけになってしまうし、料理は焦げ付くし調理具としての用をなさないわけです。写真の通り、cast ironは本来DOの上にある灰皿のような色をしてるんだけど、シ−ズニングすると黒光りしてきます。実際に料理するより、DOが黒光りするのを楽しみにしている人がいるぐらい(笑)

 

 


11月10日
カーナビを手に入れたことでクルマ趣味に再び火がついてしまった(笑)今日はMaa-kunのクリスマスプレゼントを買いに近所のホ−ムセンタ−ヘ。オーストラリアでレンズ付フィルム「写るんです!」を買ってやったら大喜び。写真に凝りだして「カメラが欲しい!」って毎日のようにせがむので、クリスマスプレゼントにカメラを買うことになった次第。子供なのでフィルムの装填が簡単なAPSがいいだろうし、まだ当分はPAPAとカヌーに行くので防水機能も必要。そしてもちろん値段の安いもの...そんな条件を満たすカメラといえばミノルタの「イエロー・エンジェル」(APSで水深5mまでOK、そして¥21000)だ。近所のホームセンターで¥12000で売られているので購入決定!ところが、ホームセンターでまたまた変なモノを見つけてしまうPAPA...。CCDオンボードカメラが安い!!通常¥29800が特価(というより売れないから在庫処分価格だろうなあ)¥8980!(CCDオンボードカメラってのは、クルマのリアに取り付けて後方の視界を補助するカメラです。先日手に入れたカーナビのモニターにつなげば、これまでスペアタイアが邪魔でやりにくかったバックも楽々なのです。ISUZUのビークロスなんかは標準装備。)モノクロだから夜間も見やすいし、こりゃ買いだっ!ってなわけでMaa-kunのイエローエンジェルは来月にして、オンボードカメラを買ってしまいました。(Maa-kunゴメン)
取り付けてみると...面白い!実用的なだけじゃなくて普段は見られない角度で後方を写し出すもんだから(取り付け位置が地上2.1mのルーフ上なので見晴しがイイ)新鮮な感じ。もちろん後退の際には数センチのレベルでクルマを動かせるから便利だしね。本体が軽いので取り付けは外装用の両面テープのみだし、配線はシガーライターソケットに差し込むだけ、と簡単。画像は正像と鏡像が選択できるから色々な用途に使えると思います。もちろんMamaには内緒。すぐバレるけど(笑)

11月8日
そろそろ風が冷たく感じる季節になって来た。水はまだまだ暖かでカヌーにも最適な季節だ。特にキャンプは最高!朝晩は冷えるので焚き火が恋しいしコーヒーも旨いし。だけど、子持ちはカヌーばかりはしてられないのである。時には世間並みにドライブなんてのも行かなくっちゃ!...ってなわけでドライブ(先日友人からカーナビを譲り受けたので、そのテストも兼ねて)。以前から子供達がパパとママの若い頃に興味を示してたので、今日は「パパとママの青春時代探検ツアー」と称して京都に行った。
学生街の定食屋で昼食を食べて、二人でよく歩いた賀茂川や植物園を散策したり、バイト先に顔出したり、パパのボロアパートを訪ねてみたり...と夫婦にとっては涙モノのドライブになりました。子供たちも「パパとママの若い頃」っていう観念がいまひとつ理解出来てないようではあったけど、それなりに面白かったみたい。2人で初めてツーショットの写真を撮った植物園のケヤキ並木では、十数年前と同じ場所で今度は4人で写真を撮りました。昔の写真と見比べたらおじさんとおばさんになってるんだろうけど、「あの頃はこんな未来を想像できなかったねえ...」なんて2人でしみじみ語り合って、なんだか誇らしい気持ちになりました。よかった、よかった!

話は変わるけど、最近のカーナビってスゴイですね〜!僕が譲り受けたのはPanasonicのポ−タブルタイプ(デルナビGT-10)なんだけど、一世代前のタイプにもかかわらず完璧に実用レベルです。ルート設定はほとんどワンタッチで、しかも例えば九州までのコースも十数秒で検索してくれる。誤差があるって聞いてたけど気になるほどじゃないし、設定ルートを外れても瞬時にリルートしてくれるし...。CD-ROMのタイプでこれだからDVD-ROMのは凄いんだろうな。なにを今さらって言われそうだけど実に感心しました。

 


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