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Miyagawa

伊勢神宮外宮の禊川として知られる宮川は、日本有数の多雨地帯である大台ケ原山系を水源に伊勢湾までの91kmを穏やかに流れる三重県最長の川である。一級河川としては全国有数の水質を誇るが、近年の少雨と上流に位置する3つのダムによる水位の低下により、年々その水質は悪化している。ただ、三重県の「宮川ルネッサンス」事業の開始により、水量の増加を始めとする、宮川の再生に向けた取り組みが開始されたことが唯一の希望である。
とはいえ、宮川は今もなお全国有数の美しい流れであることは間違いなく、特に多くの支流や流れ込み、そして豊富な湧水に恵まれた中流域はカヌー、中でもカナディアンカヌーでのワンデイトリップに適している。.水量が少ないとライニングダウンを余儀無くされるが、雨上がりの2〜3日後を選べば透明度の高い宮川を満喫できる。また、七保大橋より下流には堰、危険な人工物などもなく河口まで快適に川下りを楽しめる。アユ解禁は例年6月1日。ヤナ漁は10月。
ただし、初級者およびツーリング派向きの川なので中、上級者はお隣の櫛田川や北山川上流部をお勧めする。(下記写真が1998.4現在、宮川中流部最大の1.5〜2級の瀬である。この川がホワイトウォーター愛好者には向かない理由がお分かりいただけると思う。私にはちょうどいいけど。)

CAUTION!
源流部に多雨地帯をもつため昔は橋さえ架けることが出来なかった程の川であったことを覚えておいて欲しい。現在は上流部の3つのダムが水量を調整しているが、梅雨、台風の際は文字通り「暴れ川」となり非常に危険。砂利採取も行われているため、思わぬ深みがところどころにあるので、水泳の際は注意が必要。毎年数人の水死者が出ている。

 

 

 

Miyagawa Canoe Touring Map

  



 

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